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Nov 16, 2019
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テーマ:スケッチ(560)
カテゴリ:ジョグ&スケッチ
​​​Grand Maison TOKYO,A man who can't get married yet_ story (4418)2019.11.16

The landscape has become more progress of an autumn color. The high mountain has already changed from the autumn leaves to the first snow, but the autumn  finally came down to the village. The picture of today's diary was drawn with an imagination by sliding the autumnal scenery at this time.
ここに来て一気に紅葉が進んで生きた。高い山は、すでに紅葉から初雪へと変化しているが、里にはやっと紅葉である。今日の絵日記の絵も、紅葉風景をこの時期にスライドさせ想像で描いた。


■今週の1枚 
Red bridge near Rikuchuohashi Station.It was surrounded by deciduous broadleaved forest( 陸中大橋駅近くの赤い鉄道 2019.11.15)

宮沢賢治著「銀河鉄道の夜」は、岩手軽便鉄道(現在のJR釜石線)をモデルに書かれた小説である。この釜石線に有名なΩ(オメガ)ループが存在する。陸中大橋駅近くでかなりの高低差をループして敷設された線路である。下側から上を眺めると赤い橋梁が一瞬見える。秋は絶景である。
「この駅で降りて山側に進み、国道253と鉄橋が見える場所で振り返った。」と想像して欲しい。おそらくこのような光景ではなかろうか。家屋群は甲子川(かっしがわ)沿いの集落。

陸中大橋駅は、1944年開業の駅で、当時は鉄鉱石の採取で賑わった。日鉄鉱業のホッパーの遺構がある。エスペラントによる、「Minaĵo(ミナージョ:鉱石)」という愛称がついている。

目次
徒然の記その1 オケ暗譜
徒然の記その2 孫来る・・ピタゴラスイッチ
徒然の記その3 TVドラマ「グランメゾン東京」「まだ結婚できない男」  
徒然の記その4 大学オケ同期会
徒然の記その5 第105回山谷ミニコンサート
徒然の記その6 小川洋子著「博士の愛した数式」
徒然の記その7 友の会 総会と記念講演 


徒然の記その1 オケ暗譜  2019.11.10(日)
■第九の練習はコンマスが指揮棒を握る。目から鱗の練習であった。第九は、もう17回くらい弾いているのでいい加減全楽章を暗譜できてもいいはずなのにそれが出来ていないと文句が出る。理由はいつも目の前に楽譜があるからである。指揮者が変わっても、体に染みついた従来のリズムでそのまま弾いているのではないかと。今回の正指揮者は、ベートヴェン時代のメトロノーム(速度指示)に大体沿った形で忠実に振っているので、途中で楽譜に無いゆっくりしたテンポになるということはないと。
 このためには一旦頭をresetし、指揮棒をみて正確に弾くということを弦パートに課した。
その方法とは? 楽譜を閉じて足元に置くということが命じられたのだ。全員指揮だけを見るようにと。 4楽章冒頭のPresto・・1~3楽章の回想と低弦のレチタティーヴォ(Recitativo)。
 Presto--Allegro ma troppo--Tempo1--ritard.poco adagio--Vivace--Tempo1--Adagio cantabile--Tempo1-Allegro assai Tempo1-- Allegro assai・・・チェロとコントラバスが暗譜で弾き始めた。
 116小節からViolaとファゴットがはいる。すべて暗譜である。

 こんな練習をしたことがなかった。全員しっかり音が出ている。大したものだ。もうそろそろ全楽章1万音符を覚えても良さそうなものである。人間努力すれば覚えられるものであろうか。俳優が一人芝居で3時間喋るのと似ていて、音を覚えるという訓練を徹底的に行う必要がある。楽譜の1ページ1ページを「絵」として覚えるのだ。
 新しい指揮によって、新鮮な第九が仕上がりそうである。12月15日が楽しみ。

徒然の記その2 孫来る・・ピタゴラスイッチ  2019.11.10(日)
■両親の用事で孫たちを預かるついでに誕生Partyをやろうと言うことで土曜日から泊まりに来ている。小生はなかなか忙しく家に居ないものだからカミさんが対応している。こちらは何事も「ゆったり」としたspeedであるため子供の教育には向いている。
 ジェンガという54個の直方体のブロックは、色んな遊びに使える。ドミノ倒しを2人で工夫しながらいろいろな分岐を設けて実験していた。上の方は、理科のドリルをやっているのであるが生物の難しい問題に辟易している。その合間に参加するといったように、面白そうなのを挟みながら苦痛を紛らわしているようである。鼻が膨らんでジェンガを調整している姿で分かってしまう。そのうちピタゴラスイッチを再現させ始めた。
 積み木の丸いのを転がせて、ドミノまで誘導し、曲線を描いたのち元のほうに戻るという複雑な仕掛けである。こちらは成功するかしないか賭けであるが、スマホでVideo撮影を開始するのだが大半は失敗している。TVの「ピタゴラスイッチ」だって放映に至るまで、幾度となく失敗を繰り返し試行錯誤の連続であるようだとカミさんが言う。YouTubeでその映像が出ているらしい。
 このお爺ちゃん、うるさいのである。歓声が人一倍大きいのだ。ある時は、積み木の丸いのが、ドミノ2個の上にちょこっと乗った。あぁそれまでと思った瞬間、丸いのが回転し始め、次のドミノに乗り込んだ。それが前向きにいい塩梅に倒れていったのであとはドミノが順繰りに倒れていき、最後の木片まで行きついた。ワーという大歓声が動画に入っている。
 たった8secくらいの映像なのに16MBくらい容量を喰う。Freemake Video Converterアプリを使い40%くらいに圧縮したものをアルバム化してクラウドに保存した。家族で共有すると、それが見えるのでリンク先をコピーし、Lineで教えてあげる。
 孫の作ったピタゴラスイッチ2題が他の写真と一緒にアルバムになっている。便利な世の中になったものだ。

■孫たちは小5と小2であるが、頭の成長は遅れている、まだメルヘンの世界にいるようである。「サンタは居るのか?」という質問に危うく答えるところであった。本人達はおかしい! と思っているもの確証がつかめないので悩んでいるのだ。一晩中起きて様子を見たいらしいのだが、どうも睡魔が襲ってきて寝てしまうのだと。
 なにか夜分にコトと音がしたので、窓からサンタが入ってきたようだ と孫娘は言う。父親がどうも窓際で受け取ったものをそーとX'masツリーの所へ運んでいる現場に出くわしたことがあるようである。何かお父さんはそのとき赤い顔をしていたと。
 うちの次女などは、寒いのにいつも窓を5cmばかり開けておいた。長いこと存在を信じていたようである。
 ここまで来れば本当に居るのであると、大人も思い込む必要があるのではないか。欲しいものを予め北欧にメールで送っておいたので今届いたようであると。サンタは忙しいので一瞬でいなくなるのだ。そういう気持ちが大人にもあるなら説明はできる。

■逆上がり・・近くの公園に遊びに行った。アメフトのボールをブランコに乗る孫娘に放るとそれをうまく蹴り返す。学年が進むと遊び方も変わるものだ。鉄棒でみんな軽々と逆上がりをして見せる。では爺もと。反動と大きな気合を入れて回ろうとするが、足が垂直に立ち上がったところまでしかいかないのだ。要するに逆上がりが出来なくなってしまっている。
 どうしてできないようになってしまったのだろう。腕を鉄棒に吸い付くように途中から引かないといけのか、足の蹴りが甘いため回転力が付かないためのなのか。硬直したまま180°で止まっている。悔しい。孫娘がそれを動画で取ってくれている。大きな声を出すわりに成功していないので恥ずかしがる。
 YouTubeで引くといろんなhintが出ていた・・腕を肩幅に広げ順手で持つ、一歩踏み出したら後ろ足を倒しながら顎を引いて斜め前を見る。踏み出した前足にしっかりと体重を乗せる。後ろに蹴り返すようなイメージで足首をしっかり伸ばす。・・・・。コメントが多すぎて頭がクラクラする。昔はそんなことを気にしたことはなく簡単に出来ていたのに。しかしも宙ぶらりんのまま、逆上がりなんてものの出来ていたのに。2,3日たっても節々が痛い。

■土鍋ご飯・・当家自慢の土鍋ご飯。子供たちも美味しいと完食してくれる。多摩境駅近くにも土鍋で炊いたご飯を出す店があり気に入っているのだという。ひと手間掛けた料理というものに真の味を見出したのか? 傑作なのが我が家の土鍋である。
2合炊きの土鍋は上蓋が割れて、今アロンアルファーでくっつけて使っている。3ヶ月くらいすると、熱のためそれが剥がれて分解するのだ。その度に貼り直して使っている。もうそろそろ寿命だと思うのであるがなかなかくたばらない。どうも3合炊きの一回り大きい土鍋のためではないか。最近生協で買ったもので出番を待っている。なかなかそれが回ってこない。今日のように人数が多いと3合炊きの出番となるのであるが、それ以外は台所のステンレス台の上でひっそりとしている。古い方の土鍋は、壊れたら捨てられると思って今必死で頑張っているのではないか。この2個の土鍋が、お互いに意識しているようで面白い。



徒然の記その3 TVドラマ「グランメゾン東京」「まだ結婚できない男」 2019.11.12(火)
■朝餉
包丁さばきは、すでにTVドラマの「グランメゾン東京」のシェフ達になり切っている。
今朝の朝餉は忙しかった。カレーのルーの残りを利用しようと、レンジでチンしている間に、昨夜の鉄板焼きの豚肉の残りをナイフで角切りにしフライパンで転がす。温めたカレーのルーを鍋に戻し、肉を加えてひと煮させる。
 ソーダー水を混ぜればタピオカの食感がすると孫が発見した冷凍ブルーベリーも最近の食卓に上るようになっている。数粒をヨーグルトに載せれば立派なブルーベリー・ヨーグルトになる。
 柿やリンゴやバナナを一口サイズに切り分け、皿に盛る。
 キャベツの玉が昨日到着しているので、目方を計り14等分するべく計量する。1日あたりの目分量を算出するのだ。140gは欲しいが、季節によって目方は変わる。今日のは小粒の玉なので、1日の目分量は100g。葉っぱ2枚と芯の重さ。カミさんには葉の柔らかい所をあてがい、小生はもっぱら芯の部分か葉脈の部分ときている。芯や葉脈を集め、白髭ねぎのように細い千切りにする。レンジでチンしたのちマヨネーズであえる。小生専用のキャベツ料理である。
 目玉焼きは薄切りのウインナーソーセージを真ん中にして2つを綺麗に割入れ、1分半を中火で置いたのち火力を止め水をいれて蓋をし、蒸すのだ。
 パンが焼けたと同時にすべてが食べられるように食卓にすでに運び入れが終わっている。間違えて早く起きてしまったカミさんがさっきから食堂をうろうろとし始めている。今日は皿数が多い。カレーなどがあるからである。什器もそれに従って多くなっている。
 8:00ジャストに食べ始める。すべてに湯気が立っている状態でhot。8:20にはタピオカ風味のブルーベリーヨーグルト・・これも数が多い。余分に買い揃えたヨーグルトが余っているため本日から一人2個である。

■TBS 日曜ドラマ「グランメゾン東京 第4話(2019.11.10)」が面白かった。
こちらは沢山のシェフが登場する。木村拓哉、鈴木京香、及川光博、尾上菊之助などがキャスト。みんなシェフとして登場する。4話は、パリからリンダ・マチコ・リシャール(冨永愛)が到着しており、プレオープンに客として来ることになった。尾花(おばな;木村拓哉)たちはデザートを作り直すと言い出す。尾花は力を借りるため、祥平(玉森裕太)の働くホテルに向かう。
プレopenのメニューが凄い。10品でEntréeが5品。
 1. Amuse(アミューズ:オードブル)・・ジロール茸とひもとうがらしのサブレ
 2. Entrée 山羊のミルクを使ったバヴァロア
 3. Entrée 茄子と白レバーのプレッセ
 4. Entrée モンサンミッシェルのムール貝の冷製スープ(材料:ムール貝、モロッコインゲン、ホワイトセロリ、レモングラス、蛤のジュ、すだちの皮、すだちの絞り汁、ニンニク)(方法:ジューサーで処理)
 5. Entrée 茸とホウキ貝のヴォル・オ・ヴァン(材料:ホッキ貝、国産茸数種類、オリーブオイル、バター、ニンニク、玉ねぎ、蛤の出汁、塩、胡椒、イタリアンパセリ)・・パンやワインを並行して戴く
 6. Entrée 牛の胃袋のグリル
 7. Poísson 雲丹のグラティネ(ウニの殻を利用し、シェルの中に黄色いグラティネがのる)・・担当のシェフが居なくなる。後ろで手を引く者によって魚料理が出せなくなるピンチに。客として来ていた因縁の昇平も料理を手伝い危機を脱する。
 8. Víande 本州鹿ロースのロティと血液を使ったコンソメ
 9. Dessert メレンゲのアイスクリーム(方法・・濃度の高い塩水を霧吹きで掛け、食べるたびに味が変わるようにした)
 10. Dessert モンブラン・アマファソン(方法・・栗の渋皮を使って焼き栗の香ばしさを抽出)


■フジTV 火曜10時枠「まだ結婚できない男」・・独善的な主人公(阿部寛)がさらに偏屈になって戻ってきた。タイトルは13年前(2006.7-9放映)の「結婚できない男」を踏まえて「まだ」という2文字が追加された。笑いを誘うドラマで唯一カミさんが足を止める。普段は朝ドラも含めて一切のドラマを観ない奥方であるがこれだけは違う。面白過ぎて小生が笑っているので、気になるらしい。弁護士吉田羊と一級建築士阿部寛に加え、パグ犬タツオの演技が凄いのだ。潤んだ大きな目がいつも阿部寛を見つめている。マンションの隣に住むが、ベランダ越しに気になるらしい。”豪華マンション”の設定ではあるが、音が丸聞えという状況もおかしみを誘う。

徒然の記その4 大学オケ同期会 2019.11.13(水)
■昨年10/8(月)同様、神田川に近い「リーガロイヤルホテル東京(戸塚町一丁目)」でオケの同期会が行われた。昨年は今年の幹事を決め、同じレストランの個室を既に予約をしていたので楽しみにしていた。ほぼ同じ顔触れが13名集まった。
 Vn5、Va2、Vc2、Fl2、Ob1、Cl 1の13名で、小編成の室内楽くらいはできそうなメンバーである。
前回は高田馬場駅から神田川沿いに歩いたが、今回は新宿駅→四季の道→新宿文化センター→余丁町通り→若松河田→喜久井町→夏目坂通り→W大研究開発センター→新目白通り→リーガロイヤル東京と3.6km45分コースを歩いてみた。Maps.Meの近道検索では驚くなかれ、個人の私道も扉をあけて進むようになっており不思議。これくらい歩いても、集合時間12:00には相当の時間が余った。大隈庭園はホテルと隣接し、裏庭にような感じで出入りができる。しばし庭園内で寛ぎ本などを読む。秋の風情でケヤキなどが色づいてきている。大隈綾子(大隈重信夫人)や、第4代総長田中穂積の像が木陰の丘に鎮座する。ツガなどの大木が3000平米もの大隈重信旧邸の庭園のアクセントとして屹立している様は見事である。

 ホテルに戻ってみるとVaの女性が早くも来てホールの椅子に座っていた。ひとしきり近況報告。12時近くになって続々と集まってくる。大半は高田馬場からのホテルシャトルバスで来た。
 皆それぞれ5分程度で近況を報告しあう。今回は優秀なことに薬の話は少ない。だいたいが所属するオケなどの音楽活動と孫の話。みんな大活躍である。そのなかで誰かが「量子コンピューターって何?」と突飛な質問してきた。これは当方の専門分野に近い。
「これはですね・・。」と答えようとしたが、先に帰る人があるといって記念撮影のタイミングで打ち切りに。その後復活することはなかった。正直胸を撫で下ろした瞬間である。下に補足しておこう。向学のために。

■量子コンピュ-タ・・量子力学特有の物理状態を積極的に用いて高速計算を実現するコンピュータ。いままでのコンピュータが0と1の2つの状態しか表せなかったものが、4量子(4 qubit)だと16通りの計算を同時にこなし、「20量子」だと同時に2^20(1,048,576)の計算を同時にこなすことができ圧倒的な速さで解を求めることが出来る。50量子(1.1259x10の15乗)で現在のスーパーコンピューターを越えると言われる。
 例えば、光の量子は「光子」と呼ばれ、粒子と波の2つの異なる状態を同時に併せ持っている。また量子には、物質を通り抜けてしまう「トンネル効果」や、同時に2つの特性、例えば電流の向きが同時に2つの方向に向けて流れているなどの「重ね合わせ」状態を持つなど、我々が見て感じるマクロな世界の直感とは異なる物理的な現象が存在している。
量子コンピュータは、この「量子」の動きや振る舞いを数字の「演算」に使ったもので素因数分解や検索、組合せ最適化問題を得意とし、人工知能への期待が高い。

量子コンピュータの初期・・2001年に7量子ビット(7 qubit)のコンピュータで、15を3×5に因数分解することに成功した。・・現在MIT(マサチューセッツ工科大学)で教鞭を執るアメリカの論理計算科学者ピーター・ショア(Peter Shor)の「因数分解アルゴリズム」(Shor’s factorization algorythem)が動いている。

現在の方式は2つ。
「量子ゲート」方式・・現在の計算方式と似たもので、20量子ビットのコンピュータがクラウド・サービスとして利用可能な状態にある。IBMは50量子ビット、Googleは49量子ビットのコンピュータを数年のうちにリリースすると表明している。
「量子イジング・モデル」方式・・「営業マン問題・・どこをどのように回れば営業成績があがるか」などの組み合わせ最適化問題(アニーリング)に適するといわれる方式。カナダのD-Waveが2014年に商用製品を発表し、Googleや NASAなどの企業で使われ始めている。NTTも2017年11月よりクラウド・サービスとしての提供を始めている。
量子状態を観測して答えを"探る"ためには、現状のコンピュータが必要となるなど、まだまだ課題が多く、アルゴリズムの開発競争となっている段階である。

■料理をする男性は4人以上。皆甲斐甲斐しくやっているものだ。
その一人は、安全基準にうるさく、「売り渡される食の安全」という本(2019.9)を読むべしとその本を回覧する。主婦は皆知っているというのだ。スーパーでも安全な食材から売切れていくという。読まねば!

■散会後、前回の東京五輪のときにフェンシングの会場になったという文学部(戸山キャンパス)にある体育館を見学。地下深くまである新しいアリーナーに生まれ変わっていた。もう少し完成が早かったら2020五輪の何らかの会場に間に合ったのかもしれないそんな造りとなっていた。バトミントンの練習風景を見学。その後はクラブ棟へ移動し、オケの部室を覗いたり。
我々学生時代の長屋はもうないが、当時はオケ部室(マンドリン部と共用)の隣にはハイソサイティーの部室がありタモリが出入りしていたし、S44の卒業式当日に吉永小百合が同席していたなど、秘話が囁かれた。メタセコイヤであろうか文学部の新しいスロープに高くそびえる針葉樹が植えられていた。

徒然の記その5 第105回山谷ミニコンサート 2019.11.15(金)
■台東区日本堤にある「神の愛の宣教者教会」の集会所で20人くらいのおじさんやおばさんを集めて開催された。

 チェロとViolaのsolo演奏に続いて合唱タイム。(数字は詩の掲載や映画の公開年。)
「虫の声1910、紅葉1911、わたしをお使いください(カルテットで伴奏)、見上げてご覧夜の星を1963、旅人よ1966、おもいで酒1979、ふたたびの1983、お久しぶりね1983、海峡1987、365歩のマーチ」の10曲に加え、クリスマスと正月の歌2曲(カルテットで伴奏)
この日はいつものメンバーに加えて、Violinの先生も参加され、音質も豊かになって綺麗なカルテットを届けることができたのではないだろうか。
 反省会は11:00-13:00と2時間。よもやま話に花が咲いた。せっかくなのでプロの方にViolaの弾き方を相談したりした。弓をもう少し向こう側に倒して弾けという。20年ほど前から弾き方を変えたという。弓を持つ手と、肩や腕の関係を一旦resetして出直したのだという。会場ではアイルランド民謡「夏の千草」などが独奏された。嫋(たお)やかな音色に魅了された。
 見ていると弓が弦に吸い付くような感じで、のびのびと弾かれており、圧倒的な音色で、うっとりとなる。Violaもこうでありたい。



徒然の記その6 小川洋子著「博士の愛した数式」 2019.11.15(金)
■もう15年以上前に読んだ小説であるが、先の「数の女王」(川添 愛 東京書籍 2019)と並行して再度読んでみた。この本こそ、2004年に「第1回本屋大賞」を獲得した本でいかに当時人気を博した本であるが今読み返してみても面白い。
 余りにも長い期間読んでいなかったため物語の細部はすっかり忘れているが、28が完全数(約数を全部足せば28となる、1+2+4+7+14)や、220と284が友愛数(お互いに約数を足せば相手の数字になる)などは覚えており、Excelで500までの数を解析したことがあるくらいで、2010年1月24日の​当Blog​でも​Excel表の作り方を解説​している。
 ルート(√)という少年が長じて、数学の教師になっていたことなどはすっかり記憶になかった。さすが芥川賞作家だけあって数学者の博士と野球少年とその母・家政婦の3人の心の機微がよく描かれており、何回も読みたくなる小説である。
 もうこの時期になると流石、図書館で待ち行列ゼロで本が借り出せたのでラッキーであった。
 物語の背景が1993年であったので、この年にプリンストン大学教授アンドリュー・ワイルズによって証明された「フェルマーの最終定理(Fermat's Last Theore・・・3 以上の自然数 n について、x^n + y^n = z^n となる自然数の組 (x, y, z ) は存在しない という定理。ここで「^」はべき乗。)」が小説にも登場し面白い。
 2006年公開の映画では、博士 - 寺尾聰、杏子(私:家政婦) - 深津絵里、ルート(10歳) - 齋藤隆成、先生(29歳のルート) - 吉岡秀隆、未亡人 - 浅丘ルリ子。小説の感じとは異なり偏屈そうには見えない垢ぬけた博士となっていた。俳優ではなく本当の数学者であればもっと面白かったではないかと思ったりするが。今はYouTubeでも観れる。
 小説に、2以外の素数は、4n+1か4n-1で表現できるとあった。(別の表現で言うと4で割った余りは、1か 3) 17=16+1、39=40-1、113=112(28x4)+1・・・。Excelで1000までの数字で確認してみると、887から907までの間の数19個に素数が一つもないことが分かった。たまたま1000までの検証であるが、一番の空間であった。​因みに1000までの数であれば168個の素数があり、「数の女王」で出てきた「素数発生器:x^2-41(x-1) ただしx>=41」で得られる数は1000まで間に18個。

徒然の記その7 友の会 総会と記念講演 2019.11.16(土)
■日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会の年次総会と記念公演があったので、先日の報告会についで出席。2017年の総会であったろうか。時間を間違えて講演会だけに参加していたが、その前に総会があってすでに終わっていたのだ。今回も12:00から始まるので、間違えないようにしなくてはならない。
講演会は、桜美林大学客員教授の桃井数馬先生による「『サンティアゴ巡礼』という安全保障」・・先生は、世界140ヶ国を旅した冒険家であり写真家である。今は桜美林大学客員教授など教鞭を取っておられる。2016年から学生を連れて4回巡礼路(フランス人の道、北の道+プリミティボ、銀の道など)を歩き、2020年2-3月は、2大学の合同チームでスペイン巡礼路を歩く予定である。スタンプラリーのようなクレデンシャルの紙は、カトリック教会を担保にしたpassport(言わば13億人を擁する見えない国家)という位置づけであるということを「銀の道」を歩いている時に気付いたという。スペインは平和のシンボルとして巡礼路を国をあげて守っており、学生を連れて歩ける最も安全な国である。学生には自分で気づき考えさせることが重要で1から10までとやかくは言わないと。行った学生はそれぞれ学びを体験して帰ってきているようだと。


(編集後記)

その他:turbo717のActivityは下記HPで公開しています。ヨーロッパ6700kmの記録、巡礼データベース、絵日記blog、歩き塾blog、課外授業(音楽活動履歴、インド数学、Excelによるパズル)などへリンクを張っています。
http://turbo717.ciao.jp​
 
 

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Last updated  Nov 18, 2019 06:23:20 AM
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シラタマホシクサ


桜-紅葉


柿ー紅葉


冬薔薇_ピース


エリカ(ヒース)


温泉


延命の湯


勝沼町休息


満願成就の湯


ほったらかし温泉


猿ヶ京温泉(1)


猿ヶ京温泉(2)


ローソク温泉


冬のほったらかし温泉


中部国際空港


静物


Coffee cup


エミール・ガレ展


トンボ玉


招き猫


マトリョーシカ


コンパス


愛地球博_Expo2005


踊るサチュロス像


ギニア共和国


オランダ館


サツキとメイの家


町並み


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麻布十番町


浅草寺


雷門


音楽


夏の第九


ハンドベル コンサート


新しい第九


ミシュクのピアノ


コントラバス物語


府中の森芸術劇場


Mozart250回目誕生日


ショパン国際ピアノコンクール


Violaとすみれ


「熱狂の日」音楽祭2006


紅葉の景色


香嵐渓_飯森山


香嵐渓_香積寺(こうじゃくじ)


ワシントン-アーリントン墓地


明治神宮外苑の銀杏並木


神宮外苑の銀杏並木(その2)


外苑の銀杏並木(その3)


イチョウの葉


御嶽山、恵那山


御嶽山夕暮れ_


御嶽山遠望(冬)


馬籠から恵那山(早春)


松田からの恵那山(早春)


茶畑からの恵那山(5月)


国道361号線からの御嶽山(6月)


早秋の恵那山(9月初旬)


冬の御嶽山



鎮魂


中秋の名月


月光_鎮魂_阪神大震災


バンコク・アユタヤ


チャオプラヤー川の朝


ワット・プラケオ(エメラルド宮殿)


バンコク・タイシルクのお店と界隈


ムアンボーラン_1(水上市場)


ムアンボーラン_2(悟りの寺院)


ムアンボーラン_3(ドゥシット宮殿)


ジム・トンプソンの家


サン・サプ運河


大理石寺院


ワット・ヤイ・チャイモンコン


アユタヤ_ワット・プラ・マハタート


アユタヤ_ワット・プラ・シー・サンペット


タイの犬


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チャオプラヤー川(夕方)


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