Fresh Spring,Inferno-darkness Covid-19,R0
春うらら、COVID-19暗雲地球 、R0(基本再生産数)_ story (4438)2020.4.4The hydrangea(紫陽花) leaves have grown up to 15 cm. Tea trees, Ginkgo, Kunugi, Plums, Cherry blossoms, Azaleas, Aoki, Yamabuki, Nanten, Egret, Dokudami ... all plants receive the spring sunshine, germinate, grow leaves, add flowers or bear fruit. Plants are growing as if making noise. Evergreens such as Kapok are also showing signs of sprouting. It's a spring day. But.
There is very terible darkness in the world. Who imagined such a 2020,especially at 1st Jan.?
The Japanese king-comedian Ken Shimura killed suddenly by Corona.
In the number of infected people, the United States, Italy, Spain, and Germany overtake 80,000 people in China, and in the number of deaths, Italy and Spain overtake 3,300 people in China, while Germany, France, and the United States are just disgraced. Playing a dead heat. The United States has strongly blamed China for "The arsonist is digesting the fire." Japan is testung how to extinguish the fire.
紫陽花の葉っぱがもう15cmにも成長している。お茶の木、銀杏、クヌギ、梅、桜、ドウダンツツジ、アオキ、ヤマブキ、ナンテン、クサギ、ドクダミ・・あらゆる草木が春の日差しを受け、芽を出し、葉っぱを茂らせ、花を付け、または実をつけている。植物は音を出すように成長をしつつある。月下美人は冬の寒さにやられ完全に枯れてしまったが、茎は生き残った。カポックなど常緑樹もこれから新芽を出す動きを見せる。春ウララの一日である。しかしだ。
世間の暗さといったらない。こんな2020年を誰が想像したであろうか。五輪は延期になるし日本の喜劇王志村けんは亡くなってしまうし。感染者数では、米国、イタリア、スペイン、ドイツが中国の8万人を抜き、死者数ではイタリア、スペインが中国の3300人をとっくに抜き去り、ドイツ、フランス、アメリカがまさに抜かんとする不名誉なデッドヒートを演じている。どう鎮火させるか。政治力も問われる日本。
■今週の1枚 Machida-street in Hachioji(八王子の町田街道 2020.3.11)
高尾駅からこの道を南下すれば拙宅。5回くらいの起伏がある町田街道は最近、圏央道への短絡ルートが出来、裏高尾梅林へは便利になった。
目次
徒然の記その1 ゆめの中
徒然の記その2 巣ごもり感
徒然の記その3 COVID-19世界と日本
徒然の記その4 COVID-19日本情勢
徒然の記その5 R0(基本再生産数)
徒然の記その6 コロナショックによる産業構造の変化(私論)
徒然の記その7 自粛の「粛」の字
徒然の記その8 The Remains of The Day 日の名残り
徒然の記その1 ゆめの中 2020.3.30(月)
■またまた紛失
友人の住む町にやってきていた。恐らく広島市内。2人して市電で移動と言うことになった。待合室はレトロな田舎風の造り。ベンチがあって壁に時刻表が貼ってあった。漸く来た電車はとても混んでいる。立錐の余地がない。2人してやっと乗れたのだ。電車は軌道を音を立てながら右にカーブを切っていく。揺られながらふと足元を見ると寂しい。持っていないといけない鞄がない。やけに手元が空いていたのでおかしいとは思っていたのである。やはり先ほどの飲酒のせいで注意が散漫になってしまっている。友達に先に行ってもらうことにして次の駅で降りることにした。カーブを一つ曲ったくらいだから、大した距離ではない。昼ご飯時だったのであろうか、行商人がホーム上に一杯弁当を広げ足の踏み場が無い。おかずが見えるように開けてある。最初は跨いで行こうとしたが、行商人のおばさんに止められる。電車の出発を待った。ホームと線路の間に1段分の段差があった。弁当の脇をそろそろ通り貫ける。表にでて、先ほどの駅まで戻ったのである。その間は実際走ったのか、帰りの電車に乗ったのかは定かではないが、瞬時に戻れたようである。驚いたことに鞄以外にも忘れ物があった。Violaのケースも忘れていたようで、ベンチの脇に立て掛けてあったのだ。やけに荷物が少ないと思ったら、この2つを忘れて友達と一緒に電車に乗り込んでしまったようである。友達を追いかけるべくキップを買わねばならない。財布を見ると万札しかない。困った。払うためにはどこかで両替するか。払わずに済むためにはどうすればよいだろうか。悩んでいる。もともとこんな話が無かったことにできないだろうか。そうだ夢であればよいであろう。
満身の力を込めて考えてみた。スーっと。その世界から抜け出せたのである。夢が醒めた瞬間であった。夢というのはその数秒の間に以上のような長大な物語を辿っているようである。あぁよかった。Violaも鞄もあって。と。
このように夢から覚めて胸を撫でおろしたことが今まで何回もある。だいたいは失敗談が多い。
孫からのMessengerでも、寝坊した夢。愚息はヘルメット塗装失敗の夢。・・皆よい夢を見ていない!
今朝のことである。朝餉の準備を終え、パンが焼きあがる直前のタイミングで、「松の間」(当家の一番頑丈な造りの中2階)に寝ているカミさんを起こしに行った。何回呼んでも応えがない。ドアのところに歩み寄るとスースーと寝息を立てながら寝ているではないか。ドアをノックしつつ、何回か呼んでやっと返事があった。いつものドスのある一声である。「あぁ」と。いつか孫が来たときに一緒に起こしに行き、そのドス音を聞かせたかったのであるがその時はわりと優しい声であったので失敗をした。
あとで、直前に見ていたであろう夢を聞いてみると、「おもちゃ」で遊んでいたという。あぁ、こちらは幼児返りをしている!
徒然の記その2 巣ごもり感 2020.4.1(水)
■閉じ籠る感じはこんなものか。「外出自粛要請」を受けて、小生も机から1mも離れずにこの1週間を過ごしている。読まねばならない本が山と積まれており、寸暇を惜しんでの読書タイムである。しかし文庫本などは字が小さく目が疲れる。
新型コロナウイルスについて何回も書いているように各自が既にある程度ウイルスを蓄積して持っていると思って間違いはない。経路が不明と問題にするのがおかしい。すべて可能性があるのだから。人はそれを呼気と共に周囲2mにばら撒いているのだ。罹患するかしないかはその人のウイルスの耐力によって違いがでる。65歳以上は、うつされる可能性が大なので自宅に居ろと言う。
しかしながらそれが出来ないのである。腹立たしいのはFacebookである。近所の桜見物に鼻歌交じりに出かけ、保育園児と挨拶を交わし、動物園へ行く。楽し気に何十枚もの写真をFacebookに載せる。遠方の孫たちに見せる積りであろうか。その行動がどれほど危険な事なのか。それを見た人が我も我もと桜を観に行く。桜は来年も咲くが命は一回限りである。
同居している家族を除き、他人と1mの近傍で会った日から数えて2W、誰とも接触をしてはならないのである。
さらに、「消毒していないドアノブやエレベーターボタンに最後に触れてから手を洗わなかった2W」を加えなければならないのかもしれない。
このインターバルは厳しい。出かければ不可抗力で1mの範囲内に、人はどうしても近づいてくる。心細い人が密接して来るのだ。その時点でresetである。またそこから2W。まぁ気の遠くなる日数がかかるであろうが、そうしないと地球上から感染は無くならない。
逆に言えば、2W全ての人が籠城をすれば、泡沫(うたかた)のごとく消え去るのである。ライフラインを維持する人以外は、食料品を買い込んだあと籠城するのである。当然すべての店は閉める。(中途半端に動いているからいつまで経ってもなくならないのである。)
全ヨーロッパや北米がそれくらい厳しく管理している時に、日本を見よ。うようよ人は動いている。日本のように「夜間飲み屋に行くことを自粛してください。」というような生易しい話ではないのである。海外からは嘲笑されているのであり、命からがら帰国した人達は、外国では1m間隔で搭乗手続きをしてきたのに、日本に着いた瞬間からぎゅうぎゅう詰めの検疫待ちの列となり、何もかも無防備な態勢に拍子抜けし、不信の眼差を行政に向けるのだ。日本に居る外国人の引き上げの話も浮上しているのだ。
かの地では補償制度が行き渡っており店を閉めた分、売り上げを7-8割補填してくれるのである。日本では自己責任で判断せよと。むちゃな話である。当然経営が苦しい店や劇場はopenして客を迎えるであろう。一般的には何百兆円ものお金が必要になり、そういう努力で、撃退しようとしているのである。今が瀬戸際といいながら甘い浮かれた日本が、ずっと悲しいのである。
徒然の記その3 COVID-19世界と日本 2020.4.4(土)
■NY州が危機的状態にある。あのセントラルパークにテントが並べられ野外病院が設営された。NYマラソンのゴール地点は広大な芝生であった筈だ。まさかこんな状態になるとは! イタリアでは突貫工事で集中治療室が建造されていく。中国は4月1日からPCR検査結果で陽性で無症状な人も「感染者」として報告するとしている。今までの4万3千人は棚上げしたままである。毎日世界統計で7万人が増えていく。4月3日には世界の感染者数が100万人となった。毎日9%の割合いで増えていく勘定で8日間で2倍。200万人となるおそろしい値である。
ジョンズ・ホプキンス大学科学工学センターが更新してくれているデータは、今や感染者数は183国・地域から、死者数は州別や島別になった489か所からという膨大なデータとなって届けられる。数値自体は数時間ごとにupdateされていくが小生は毎日一定時刻(ex.午後10時10分が一番整合が取れている。)にそれらをExcelに取り込み分析しグラフ化している。大学の研究室のような作業を1人で行っているのであるがそろそろ秘書が欲しいところである。感染者数にその国の人口、人口密度を加味して見ていくと、日本の取るべき方針が決まると思う。人口比、人口密度比から凄いのが、スペイン、スイス、ベルギー、仏、伊、墺、米、アイルランド、独の順である。これらの国は人口百万に対し平均毎日60人~100人レベルで増加している。日本は1.9人と極めて少ない。1平方kmあたりの人口密度でいくと、スイスが0.014%の率で日本は0.0004%と35分の1。
かの地がロックダウンをするレベルとしたら日本はまだまだというところ。ダイヤモンド・プリンセス号からの感染やタクシー運転手の屋形船感染から既に2ヶ月近く経っているのに感染者数で世界33位に持ちこたえているのである。ここは褒めてあげなくてはならない。しかし3月下旬から様子がおかしい(下記日本情勢)。
ここに来て厄介なのが米中の言論紛争。「中国は消防士のふりをする放火犯」と米国が怒り心頭という。発生源なのに今では余裕のある支援者に豹変し各国の支援に乗り出していると非難囂々(ごうごう)。中国は米軍が持ち込んだものと譲らない。
グラフからの感想は、対数グラフが必要となるほどの米国の感染者数の伸び。一方毎日の増加分の比率は、米国を除き、top10のどの国も3月23日頃から下り始めており、増加幅のピークが過ぎたのではないと類推する。現にイタリア政府は感染者増はピークを過ぎたと言い切っている。米国はこのような形であっても4月下旬にはと言い始めた。
米国(赤線)が恐ろしく立ち上がってきている。上がTop30のグラフ。下は日本(赤線)を含め中間の30国・地域のグラフ。縦軸は下は500人単位、上は5000人単位。イタリア・スペインが少し寝てきた。ピークを過ぎたのではないかと言われている。
死亡者数のグラフはまだまだ直線状に立ち上がっており、inputが減ってきているのでいずれはピークを迎えよう。
死亡者数のグラフ
イスラエルは死者数/感染者数が39/7030で0.55% 早期発見、入院/専用ホテル/自宅(個室、洗濯・ゴミは別)と3つの分離システムであるという。オーストラリアは19/5330で0.36%こちらも成功している例であろう。チリは18/3404で0.53%・・このように国レベルで差異がでているのは感染防御ステムがうまく機能しているかどうかによるのであろう。
スペインのスローガン:Quédate en casa(家に留まろう)、Éste virus lo paramos unidos(一緒にウイルスを止めよう)
徒然の記その4 COVID-19日本情勢 2020.4.4(土)
■都市別の推移を追いかけていくと、どうも3/20-22の連休以降、"コロナ緊張"が緩んだようで、特に大学のサークル、卒業パーティー、各種集まりなどでクラスター感染が多く起こっている。このひっ迫情勢下、ヨーロッパへ卒業旅行に行った学生がいたのだ。あきれてものが言えない。3月2日-13日の旅行時はまだ渡航ができ帰国時の「2w待機要請」が出されていなかった時期であるが、慎重な行動が必要ではなかったか。
というのは、この時期すでにイタリアで1.2万人、スペイン4千人、フランス、ドイツが2千人と感染者が発生していたからである。よくもこういう時に旅行を決行したものである。独りよがりの思い出づくりが結果として多数の学生を巻き込んでしまった。
東京都の統計では4割の新規感染者が30代以下であるという。3月下旬の急峻な立ち上がりが無ければ、間違いなく4月から開校出来たはずなのに惜しい。2,3月は静かにすればよかったものを安直に動き過ぎた。
都道府県別感染者グラフ(Top8都道府県)
4/1からの平均で東京が83人増加でダントツ、大阪も22人増と不気味に増え急峻さは東京に迫る。北海道・千葉・愛知・神奈川・兵庫が第3軍。埼玉・福岡が孤軍でじわじわと。感染拡大地域として東京・大阪・神奈川・福岡の4都道府県が挙げられたが、千葉・埼玉・愛知・兵庫も加えるべき。北海道は緊急事態宣言が功を奏したのか平均3人増でグラフは寝ている。グラフがつんと立ち上がっている限り終息はほど遠い。これが寝てくれれば助かるのであるが。
4月5日 緊急事態・・3月25日を「0」として東京のグラフを書くと、2日で2倍どころか、2日で4倍のグラフに迫り、オーバーシュートの定義(? ”2日で2倍と3日で2倍の直線の間”)をはるかに上回っている。3月25日を起点に、2日で4倍、2日で2倍の2本の直線を追加した。
オーバーシュートが起きているのではないか。ただ、1人が2人に増える場合と、1000人が2000人に増える場合など基準値のレベルは人口密度によって議論せねばならない。ひとり騒ぎ立てるのは慎まなければならないが。
活動的な若者が感染を広げれば高齢者や持病のある人など重症化リスクの高い人々に影響を与えてしまう。専門家会議はこのままいくと重大な局面を迎えてしまい欧州の二の舞となってしまう恐れがあるという。ここで非常に参考になるのが台湾である。かの地ではほとんど増えてきていない。どういう施策を取っているのであろうか。台北にすむ友人に聞いてみよう。
医療の現場では様子がすこし違っている。ベッド数などのキャパの問題である。今はトントンであっても「オーバーシュート前に崩壊する医療現場」という言葉があるように、急な対応ができないためである。「PCR陽性で軽度な患者は自宅療養を」という方針案には厚労省がようやく首を縦に振った。しかし安易な検査を行わず、病院に行かず、じっと自然治癒力に期待して我慢せよと? さらに家庭内感染も心配になる。おかしな国である。五輪の選手村、ホテルなどを緊急対応に使うなど即実行(abe関連で大量に予約したアパホテルを今度は軽症者受け入れ施設に使うようであるが。)という態度を示してもらいたいものである。
さらに、院内感染という厄介な問題。感染症に対して完全隔離病棟でなければならない筈なのにそれが徹底されず、研修医、看護師、家族とどんどん広がっていく。それらの人がまた公共交通機関を利用して都区内近隣に移動して感染が広がっていく。クイズ番組のようにstopを掛けたい所である。「はいその位置で動かないでください。」息を止めよとは言わないが、そのまま2週間 その位置から動かないで欲しいのである。何か帽子でも被ってくれると分かり易いかもしれない。そういう帽子を被っている人がいなければ、劇場でもコンサートでも開けるのであるから。焼肉屋へ行ってがんがん肉を食べたい所であるのに。帽子を被っている人が居ないから怖くて外を歩けないのである。帽子を被るのが嫌であれば、緊急事態宣言を早く出してくださってもよろしいいのではないかと。2w経済を止めれば損失は14兆円、止めずずるずると行くと損失額100兆円超。どちらがよいか自明である(これはturbo717推定)。
■志村けんさんの急死を受け、恐怖感に市場が冷え切ってしまった。麻布や六本木の酒場等を闊歩していた有名芸能人など大丈夫であろうか。もう恐ろしくて繁華街は歩けない。すべてのActibityも湿りがちで元気がない。世界全体の景気が冷え切ってしまって元気なのは中国だけであるというとんでもない世の中になってしまった。この2ヶ月の激変はなんであったのか。シナリオ通りであったのか。全世界の死亡家族の悲しみはいかほどであろうか。中国人への怨みは末代まで続くであろう。顔が似ている我々は当然袋叩きにあってしまうだろう。今のままでは10年くらい先までヨーロッパに行けないのではないか。まず最初に日本が元気を取り戻し、コロナからの復興をアピールし、世界中に笑顔を届ける活動をせねばなるまい。知恵を出し合って。今何ができるかと
徒然の記その5 R0(基本再生産数) 2020.4.4(土)
■R0(基本再生産数)・・一人の感染者が平均的に何人にうつすのかを示す数値・・1.7とした場合は、30日後には820万人が感染していることになる。43日後に81億人。地球の人口を越える。60日後には67兆人。同じ人が4万回も掛かってもまだあまりある。要するに相当恐ろしいウイルスなのである。
不特定多数の人が触った物・・エレベーターのボタン、ドアノブ・・・を触った手で顔を触るとうつる。ステンレスなどでも4日は生きている。入れ歯も手を洗う前に触ってはならない。
とにかく触れば手を洗うこと。こまめにドアノブなどを消毒すること。不用意に外に行かないこと。
中国からの情報(http://weekly-reading.blog.jp/archives/22141118.html)を元に文章を構成した。
徒然の記その6 コロナショックによる産業構造の変化(私論) 2020.4.4(土)
■独断と偏見によるturbo717研究所予測・・
・全部の企業がマスク生産に励む姿が思い浮かぶ。これは単価が安すぎてあまり売上に繋がらないが。ECMO(人工心肺装置)への新規参入はハードルが高い。 とにかく高品質の日本製は飛ぶように売れ現場では悲鳴。非正規労働者の雇用を生みwin-winモデル。
・自粛生活でフラストレーションがたまるため通販の室内運動器具がよく売れる。
・海外よりも日本の巡礼路や歴史街道、島巡りの人が増え、地方が活性化。
・電車に乗る人が減り、車通勤が増える。このため安全規格車や電気自動車が爆発的に売れる。
・TVなど個人に1台といった電化製品が飛ぶように売れ、秋葉原が活性を取り戻す。
・健康増進を行うために近場の登山ルートが込みう。登山グッズがよく売れる。
・街ではopenデッキでの飲食が盛んになり施設の改造が進み、建設業が息を吹き返す。
・コンサート会場ではトイレが混まないように増設され付帯工事の業者が忙しくなる。
・家族円満を心掛けて夫が家事を手伝うようになりよく皿を割るようになる。よって食器が沢山売れるようになる。
・高齢者ではスマホの達人が増える。飲み会はonlineスマホ会議となり自宅でわいわい騒ぐ時代となる。
・G7はなくなりすべてTV会議で済ませられる。
・海外に渡航する人が減り、アバターを郵送して参加するようになる。よって飛行機にはロボットしか乗らない便も出てくる。
・戦争なんかしている暇はないと皆が一つになり国境がなくなる。・・・。夢のまた夢か?
徒然の記その7 自粛の「粛」の字 2020.4.1(水)
■頻繁に出てくるこの漢字の書き順を知っているであろうか。こんな書き順を習ったことはない。「ヨ」の部分と「米」の部分の2つから成り立っていると思っていたが、然(さ)に非らず。調べてみると実に奇妙である。
「ヨ」のあと、まっすぐ縦棒を引くのだという。そのあと米の文字の上の点々を左右に書き、横棒の後、下側の点々を左右から書く。最後に、左右のノとlを付ける。
漢和辞典には「粛」には10個ほどの意味があった。1.つつしむ「自粛」 2.おごそか 威厳がある 厳粛 3.いましめる。正す「粛正」 4.きびしい きびしくする 5.しずか 清らか 6.さむい、寒さのために縮む 7.ころす、そこなう 8.すみやか、速い 9.すすむ、または進める 10.拝礼の一種。立ったまま少しからだを曲げ頭を下げ、手をおろす礼。
近頃は政治家がよく「粛々(より厳正に or より速やかに )と作業( 改竄作業? )を行っています」と説明したりしていた。
部首は、聿(ふでづくり)といい、同類に、肄(い、ならう)、肆(し、ほしいいまま)、肇(ちょう、はじめ)などの文字がある。
漢字辞典を紐解くついでに漢字検定1級とはどの程度難しい漢字がでてくるのでろうかと弄(まさぐ)ってみたが全く歯が立たないことが判明した。
1万5千字くらいもある漢字の全ての読み書きと熟語を知っている必要があり、生き字引でないと合格しないレベルである。
例題として4つほど過去問を列挙するが解けるであろうか。読みの問題。
・衵は紅に藤襲の織物・・源氏物語・・あこめはべにのふじがさねのおりもの・・衵(あこめ)・・間籠の衣 (あいこめのきぬ) の意味で,間に着込める,つまり中間着で男の束帯の場合は下襲 (したがさね) と単衣 (ひとえぎぬ) との間に着用し,女房装束では表着と単との間に着用する。
・予乃の徳を懋んす・・書経・・よなんじのとくをさかんす・・懋(ぼう)・・つとめる、さかんにする、懋んす・・困難をおかして努力する。 何かを目ざしてつとめる
・木の罌缶を以て・・きのおうふをもって・・罌缶(おうふ)・・同字体異義漢字・・腹が大きく口のつぼんだかめ
・麇粥飲食を行う・・びしゅくいんしょく・・麇(び)・・くだける、ただれる、麇粥(びしょく)・・うすい粥(かゆ)
こんなのは、netで引いても出てこない。まったくお手上げの漢字群である。若いころは漢字辞典をいつも机におき眺めては面白がっていた。それを深く極めておけばよかったと深く反省するところであった。
徒然の記その8 The Remains of The Day 日の名残り 2020.4.3(金)
■カズオ・イシグロ 「日の名残り」土屋正雄訳(1994 中公文庫)を読んだ。軟禁中の小生の机にはカズオ・イシグロらの本が山と積まれている。読破しないと外に出してもらえない。原書もあるので2,3ヶ月かかるのではないか。「歩き塾」はコロナ終息まで中断することにした。山谷ミニコンサートも佐渡行きも中止。昼下がりに読書感想文を書いてみよう。
舞台は、オックスフォード・シャーにあるイギリスの旧邸。チャーチルなどの要人が頻繁に訪れ歴史的な会談が行われたという名家の館の執事の物語である。大戦後11年ほど経っているのであろうか。仕えていた主人が死に、新しい主がアメリカからやってきている。渡米期間中、1週間ほどの休みを貰い主人から借りたフォードを駆って、南海岸にある町ウェイマス(Weymouth:ポーツマスPortsmouthから西80kmの海岸の町)へ旅に出る。その1日,1日に30年間を回想するのである。実に面白い。長編の第3作目で、英国最高の文学賞ブッカ―賞受賞作品。
執事のスティーブンス、ダーリントン・ホールという名の館の主ダーリントン卿、女中頭だったミス・ケントン、新しい館主のファラディーという登場人物。執事が自問する「品格」とは何か。新しい館主が飛ばす「ジョーク」に即応したい。戦前戦後の激動を館に出入りする客人の会話からも歴史を読み解く。
これらを1週間の旅の中で克明に記録していくのである。余りにも詳細に日記風に回想するものだから実際大邸宅の執事になった気分に浸れ豪華絢爛。銀食器をピカピカにするシーンなど、サマーセット州マースデンにあるギフェン社の銀器の磨き粉が化学物質による新製品の出現まではこれに勝る製品はなかったと。その地を自動車で通るのだ。ソールズベリー(Salisbury)の大聖堂(マグナカルタ(英国憲章)で有名案なSalisbury Cathedral))を訪れたりもしている。ここは2006年8月に家族と訪れているので懐かしい。絵日記blogは( https://plaza.rakuten.co.jp/turbo717/diary/200608230000/)
白いチューリップも植えたはずであるが、これからのようである。
(編集後記)
その他:turbo717のActivityは下記HPで公開しています。ヨーロッパ6700kmの記録、巡礼データベース、絵日記blog、歩き塾blog、課外授業(音楽活動履歴、インド数学、Excelによるパズル)などへリンクを張っています。
http://turbo717.ciao.jp