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テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:トルコ的生活/わたし的生活
§フェティエの魅力、再認識(1) 昨夜は、下調べや荷造りで、とうとう午前3時頃まで夜更かしをしてしまった。 簡単な行程表も、土壇場になって作成。やっぱり、あらかじめ行程を組んでおかないと効率よく動けないし、取りこぼしが出て後で後悔するので、地図を睨みながらキロ数を割り出し、各所要時間の計算をして、略地図も作った。 コーヒーを飲みすぎたせいで、あまり熟睡できず、朝7時半には子供たちの目覚めた声で起こされる。 朝食を用意する傍ら、コーヒーのポットと冷水のポットを用意。 今回は時間もないため、おやつ類はバッカルで買ったもので済ませることにした。 出発は、午前9時40分。予定より10分遅れは、いつもの私たちの旅行に比べれば上出来だ。 昨夜、いろいろと検討した挙句、本日の遺跡めぐりはやっぱり諦め、もう少し家族向けのプランに変更することにした。 途中、遺跡には一切立ち寄らず、フェティエまで直行。フェティエで海の幸の昼食をとり、その後カヤキョイで私だけ降り、夫と子供たちだけ先にホテルにチェックインしてもらうか、いったんホテルのチェックインを済ませてから、ミニビュスで単独カヤキョイまで往復するか。 娘たちが、とにかくプール、プールと煩いので、夫は娘たちの面倒を見てホテルに居残る。夫も、「カヤキョイ、何それ?」程度の反応なので、丁度いい。 車はコルクーテリ(Korkuteli)を経由し、デニズリとの分岐点ソーウト(Sogut)で、道を左にとる。ここまで、約100kmを1時間50分で走行。 ソーウトから進路は南西に。カラベル峠(標高1300m)を越えながら、後は下り坂。明後日に見学予定のトロス(Tlos)、サクルケント渓谷(Saklikent Kanyon)への分岐点を通過し、やがて遠くにフェティエ(Fethiye)の町並みとフェティエ湾を望む。 フェティエへは予定通り、ピタリ午後1時に到着した。 フェティエを訪れるのは、実はこれが3度目になる。 初回は、8年ほど前。アンタルヤを出発して、デムレ・ミラに立ち寄り、フェティエではアミンタス王の墓とリキア式岩窟墓群だけ急ぎで観光して一泊。翌日、クサントス、レトゥーンを見学してアンタルヤに戻るという1泊2日の強行日程。 2度目は2年前。ダルヤンへ向かう途中の昼食休憩に立ち寄っただけ。 したがって、繁華街に足を踏み入れるのは、今回が初めてとなる。 アタテュルク大通り沿いの駐車場(4YTLは高い!)に車をとめ、まずは海岸沿いを散歩。 三方を小高い山に囲まれたような形のこじんまりとしたフェティエ湾は、湖のように静かで、桟橋に順番に繋がれた観光船がのんびりと波間に揺れている。 私たちは、どこかのフィッシュ・レストランで昼食をとるつもりだったが、桟橋沿いにはこれというレストランは見つからず、シェヒット・フェティヒ・ベイ公園に面したカフェでレストランの在り処を尋ねた。 すると、魚市場(Balik Hali)に行けば、魚をその場で選んで調理してもらえると言う。 大通りから一歩南へ入ると、延々と重なる緑のアーケードやブドウ棚が魅力的な木陰をもたらしているチャルシュ(商店街)へと繋がっている。 窮屈な小路には、カフェ&レストラン、店先に色鮮やかな乾燥野菜や香辛料をぶら下げた土産物屋が軒を並べ、フェティエの観光地としての人気振りが伺える。 観光地としての核を失ったアンタルヤから来た私たちには、こんなチャルシュがとても魅力的に映る。アンタルヤは、観光客、地元民問わず、人々が自然と足を運びたくなるような、しかも緑陰に溢れた、こんな「界隈性」に欠けているのだ。 緑のアーケードを抜け、歩くことさらに2~3分。 魚市場(Balik Hali)への、アーチ状をした石造りのアーチが突然横に現れた。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/09/14 07:39:33 AM
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