こころのエネルギー おはよう日本
もう満月かぁ・・・今度は獅子座で。先週のNHKおはよう日本で「もりのようちえん」が放映されました。森の中で、羽化のため木を登る蝉を幼児たちがじっと観察していますと、その中の1人ががまんできなくなり手を伸ばします。「だめ」「とっちゃだめ」とひとしきりやりとりが続いた後、パッと蝉を捕まえて逃げ出す1人の園児。そのやりとりをかたわらからじっとみていた保育士は、その園児をおいかけました。でも声を出してはいませんでした。草むらで、その園児の横に座り、図鑑を広げて、蝉がどうして木を登っていたか、何年間も土の中にいてようやく土から出てきたこと、などを話して聞かせます。じっときいていた蝉を捕まえた件の園児は、話を聞くと、そっともといた木に蝉をもどしました。その後、またみんなで観察が始まりました。蝉は翌日みごとに羽化しました。そういうニュースをみました。ニュースキャスターが「私だったら、こら!っていっちゃいますけどねぇ」とおっしゃっていました。保育士さんは「この子の、蝉を捕まえたいというこころのエネルギーを大事にしたいと思ったんです」とおっしゃっていました。こころのエネルギーへのリスペクト。ふとそういうフレーズが浮かびました。