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テーマ:暮らしを楽しむ(384622)
カテゴリ:◆ユニバーサルデザイン
少し前のUD関連ニュースが気になっていました。
●薬事業界ニュース 医薬品は「使いづらい」商品 -UDFが消費者に調査- 「使いづらいと感じる日用品として、医薬品を指摘する人の多いことが、調査で分かった。説明書が読みにくいという意見が最も多く、容器や包装の使いづらさも挙げられた」というのがあらすじ。 この調査では、医薬品は日用品の中のジャンルに含まれており、 日用品の中で使いにくいとされているのは、 文房具・事務用品 31.2% 食品・飲料 27.3% 台所用品 26.2%で 医薬品 23.7% と、医薬品は4番目。 文房具はなぜそんなに「使いにくい」と言われるのかが、疑問。 コクヨを筆頭に業界的には頑張っているように見えましたけど、 調査結果ではそうでもないんですね。 さて、その「使いにくい」理由は 「説明書が分かりづらい」 「用法などを記載している文字があまりにも小さい」 「あいまいな説明が多い(何にでも当てはまるような)」 「不要な説明が多い」 「2錠ずつしか切り離せず、携帯に不便」 「包装が指で容易に開封しがたい」 ・・・なるほど、ごもっとも。 確かに文字は小さい。 専門用語や一般的でない言葉も出てきます。 私はクスリを常用しないので、最初はピンと来なかったけど、 身体に摂取するたいせつなモノなのに、 説明が伝わらない、伝わりにくいというのは、困りものです。 情報家電などの多くのマニュアルと同じ。 医薬品のわかりにくいとされる説明書きは、 業界特有の慣習なのでしょうか? だとすれば、それは悪い慣習と言わざるを得ません。 メーカーもバッケージや説明文を制作する会社も、 「コーポレイトコミュニケーション」(伝達→理解)の基本を考えれば、 まだ解決できることはありそうだけど。 パッケージもマニュアルも ユニバーサルデザインの視点を取り入れたモノも出てきてはいますが、 より多くの人の「使いやすさ」を届けるには、 まだ時間を要するのでしょうか? 困っている人はたくさんいるという事実があるというのに・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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