夫への感謝の言葉
7年前のブログより再掲私たち9月17日で、結婚してもう、丸15年立つのですね。 今年の結婚記念日は、おばあちゃんの葬儀のすぐ後でしたので、お祝いする気力が起こりませんでしたね。私は、やっぱり、あなたと結婚してよかったとつくづく実感しています。あなたの41回目のお誕生日に(9月5日)偶然重なった、義母の告別式。喪主を務めるあなたの姿は、立派でした。初めて乗る霊柩車。初めて見る火葬場。初めて着る着物(喪服)私にとって初めてづくし・・・けれど、あなたは10歳の時、父親を40歳の若さで亡くしそれから、ずーーーと目の悪いお義母を支え、彼女の眼になり、足になり、共に人生を歩いてきたのですね。火葬場で火夫の人が言っていましたよね。こんなに綺麗な仏様、珍しいです。と人によっては、その骨は出てこない場合もあるそう。のど仏の位置にある、小さなリング状の骨。私は、はっきり、くっきり、見ましたよ。仏様の頭と、合唱している手の形まで、抗がん剤の治療で、肉体も精神も骨の髄までボロボロのはずなのに、それなのに、仏様の骨だけは、お見事!恐れ入りました(笑)これは、かあちゃんが、ゆうちゃん(旦那の名前)に贈る最大の誕生日プレゼントですよ。生涯忘れられない誕生日になりましたね。どんなに、疲れていても、私が悩んでいること、悔やんでいることを何も言わずに、じっときいてくれるあなた。「そうだよ、それでいいんだよ。。。」たった一言、それでも、私はいつもその一言に救われてきました。私のこちこちに固まりきった心を、優しくほぐし、癒してくれました。何でも聞いてくれるあなたによって、見えない物が見えるようになりました。狭かった私の視野が、広がってゆきました。あなたの存在は、私にとって空気のような、水のような、絶対的に無くてはならないものなのです。二人で、甘いバームクーヘンのような年輪を重ね、楽しい人生を 送りましょう。これからも宜しくお願いいたします。 妻より。昨年(平成17年)に書き綴りました