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マイスクール慶應修学舎の記憶

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2014.07.24
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カテゴリ:今日のひと言
 



 役員を務めるもうひとつの会社のCTOのブログより抜粋
 
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 少し前の話ではありますが、7月3日、国の最重要課題として、
 教育再生実行会議の第五次提言が取りまとめられました。

(1)質の高い幼児教育を保障するための無償教育、義務教育の見直し。
(2)小中一貫教育の制度化
(3)実践的な職業教育を行う高等教育機関の制度化、高等教育機関における編入学等の柔軟化

 大きく分けると上記の3つになります。
 この中で(2)の項目に関して、一部引用を以下に記します。

 ○国は、小学校段階から中学校段階までの教育を一貫して行うことができる
 小中一貫教育学校(仮称)を制度 化し、9年間の中で教育課程の区分を4-3-2や
 5-4のように弾力的に設定するなど柔軟かつ効果的な教育を行うことができるようにする。
 小中一貫教育学校(仮称)の設置を促進するため、国、地方公共団体は、 
 教職員配置、施設整備についての条件整備や、私立学校に対する支援を行う。
 ○ 国は、上記で述べた学校間の連携や一貫教育の成果と課題について、
 きめ細かく把握・検証するなど、地方公共団体や私立学校における先導的な取組の
 進捗を踏まえつつ、5-4-3、5-3-4、4-4-4などの 
 新たな学校段階の区切りの在り方について、引き続き検討を行う。

 この二つの検討内容に違和感を覚えませんか。
 彼らは学びの一連の流れをどうしてそんなに区切りたがるのでしょうか。

 小中高のそれぞれの段階で区切るということは、もっと言うと、学年、年齢で区切るということは、
 「絶対時 間軸に沿った教育制度である」と言えます。
 しかし、私達人間は、一定ペースでの成長なんてありえません。
 どこかで立ち止まって、どこかで急速に進み、またその時期も人それぞれです。
 私達は絶対時間の中を生きていながら、感じることができるのは相対時間のみなのです。

 学びにおいても同じことで、必ず緩急があります。
 3年間で皆が同じ内容を学び取れるでしょうか。学んだレベルに差がなく、ぴったりにですよ。

 それは、非常に困難です。
 そのため、絶対時間軸での学制は既に無理があり、相対時間軸に対応できる学制が必要であると言えます。

 では、どうするか。

 「学年という制度は無くし、単位のみで学習状況を判断する。」

 例えば、
 単位下限だけ設定しておいて、上限無し。
 幼児から大学院レベルまで、どの授業も受けられて、半年間定額。
 授業の撮影動画により、直接授業でなくてもテスト合格で単位取得可能。
 単位下限認定により卒業可能。(卒業する時期は自己判断)

 細かいことを考えると問題はたくさんありますが、今よりは、異質な事への受け入れやすさ、
 無駄な先輩後輩概念の排除、学びの柔軟性、学びの相対完成度等に対応できるでしょう。

 とはいえ、「言うは易し、行うは難し。」ですね。
 私が生きている間に形だけでも実現できるように、日々精進していかなければ。
 人類の未来は教育にかかっている。

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 抜粋了

 極致を考え、現状とのバランスを考える。
 さて、CTOの考えをもとにすると、
 僕たちの学び舎では、一部それを遂行していることになります。

 中学3年生で、高校生の内容に突入している塾生
 中学生で、すでに英検2級、数検2級を取得
 はたまた、中学生だけれど、小学生からやり直す場面もあるなどなど。


 15歳だから、これができないといけないなどという固定観念は
 僕たちには、ありません。


 こういう制度に対する議論は、尽きませんが
 教育特区などで、積極的に試していくことが大切なのかもしれません。

 そういう意味では、私学の方が、創始者の理念に則り、様々な
 チャレンジをしている学校が少なくないような気がします。


 
 挑戦をし続けるある学校の記事
 ↓
 Evernoteと品川女子学院

 
  






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Last updated  2016.01.27 11:58:18
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