浮　世

亀田興毅：夢プラン！大みそか統一戦浮上

　大みそかに国内初の２団体（ＷＢＡ、ＷＢＣ）世界王座統一だ！亀田３兄弟の長男・興毅（１９＝協栄）が、ファン・ランダエタ（２７＝ベネズエラ）とのＷＢＡ世界ライトフライ級王座決定戦（８月２日、横浜アリーナ）での世界奪取を前提に、次戦でＷＢＣ世界ライトフライ級王者ブライアン・ビロリア（２５＝米国）との統一戦の計画を持っていることが２８日、分かった。トレーナーの父・史郎さん（４１）が明かした。

　　　　　
(左)亀田伝説：ＴＢＳの世界戦ＰＲ巨大ポスターの前で気合を入れる亀田興毅　
(右)WBC Ｌフライ級王者ブライアン・ビロリア
　　　　　　　

　世界初戴冠が、ベルト総獲りへのスタートとなる。興毅はこの日、東京・葛飾の協栄ジムの合宿所で練習。９階級も上の日本ウエルター級２位の牛若丸あきべぇ（２０＝協栄）と計２回、軽めのスパーリングを行い、汗を流した。２７日の予備検診では胸囲９５センチを記録するなど、ライトフライ級の枠を超えた規格外の肉体が明らかになった。減量の影響もなく「ライトフライ級でこんだけ調子がええなら、フライ級なら化け物やで」とランダエタ戦に向けて、揺るぎない自信をにじませた。

　その横で、父・史郎さんが壮大な計画を口にした。「（次戦は）ただの初防衛戦やないで。ＷＢＣとの統一戦や」。ＷＢＣのライトフライ級王者ビロリアは、王座奪取前の現段階で早くも興毅との統一戦に興味を示している。興毅が王座奪取を果たせば、実現の可能性は十分にある。

　一方で、中継するＴＢＳは、すでに次戦のために大みそかのレコード大賞の放送枠を準備している。格闘技最激戦区の大みそかに、単なる初防衛戦ではなく王座統一戦を行うとなれば、伝統のレコード大賞の放送時間を動かすことにも支障は少なくなりそうだ。

　壮大な計画は、まだ終わらない。史郎さんは王座統一後の来年早々にも本来のフライ級に上げて、２階級制覇に挑戦させるプランまで口にした。「来年はフライ級（の世界王座）を１００％獲る。（ＷＢＡの）パーラと（ＷＢＣの）ポンサクレックの両方がターゲットや」とランダエタ戦は夢の始まりにすぎないことを強調した。興毅の最終目標は日本人初の３階級制覇。その第一段階となる王座奪取に向けて浪速の闘拳は戦う。

　　　　
　(左)WBCフライ級王者ポンサクレック
　(右)WBAフライ級王者ロレンソ・パーラ

≪正規王者８・１０復帰戦≫
ＷＢＣのライトフライ級は、正規王者のビロリアがケガのため防衛戦を行えず、７月１８日に暫定王者のワンディが誕生した。一方、２月の初防衛戦以来６カ月ぶりの復帰戦となるビロリアは、８月１０日に米ラスベガスで同級１３位のオマール・ニーニョ（３０＝メキシコ）との２度目の防衛戦を予定。勝者がワンディと統一戦を行うことになる。亀田との対戦を熱望しているビロリアが勝った場合は、１０月にワンディとの統一戦を行い、大みそかの亀田戦に備えることになりそうだ。

≪ナイキＣＭオンエア≫
興毅のテレビＣＭ第２弾が２９日からオンエアされる。ナイキ・ジャパン「ＪＵＳＴ　ＤＯ　ＩＴ」のＣＭでタレントのＢｏＡ、ＮＢＡのレブロン・ジェームズ（キャバリアーズ）らと共演。女子ゴルフの天才少女ウィーらも別バージョンで登場する予定で、米スポーツ界の大物に並ぶ評価をされた。また、９月に公開予定の米映画「Ｘ－ＭＥＮ：ファイナル　ディシジョン」とタイアップした看板広告トラックもこの日、東京・越中島のスポーツニッポン新聞本社を訪れた。

　　　　

どこまで登れるか！　Ｓフライには日本にもいい選手がたくさんいます。フライのＩＢＦにもビックダルチニャンが・・・　勝ち続ければおのずと激突しないわけにはいかない　そこからが本当の意味でリスキーな亀田伝説です


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