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テーマ:塾の先生のページ(7813)
カテゴリ:数学について
とりあえず具体例一発目.
前の記事で書いた「簡単な式」「複雑な式」とはどういう式なのか? ここで言う「簡単な式」とは「手を動かさなくても容易に展開できるような因数分解された式」や「非常に単純な単項式(この表現は許して欲しい)の和や差で表された式」のこと. 「複雑な式」とは「累乗(2乗とか3乗のこと)の和や差で表された式」で展開するのも嫌になるような式のこと. この問題で言えば,左辺が簡単な式(ここはあえて突っ込まないで下さいm(_ _)m)で,右辺が複雑な式ということになる. 基本に従えば,(i)の方法ですることになる. つまり,複雑な式である右辺を因数分解することによって左辺を導くという方針. 等式の証明で行う因数分解はこうなるという「答え」が見えているから,自分で考えなくても良いという意味で「簡単」ですね♪ そんなわざわざ因数分解しなくてもいいんでは?ってなるのは分かります. でも「因数分解されている式に向かって変形していく力」は絶対必要だと思います. あとは実際に分かっていなくても,所々省略して正しい証明として見せることができます(笑) ってこんなこと書いたらまずいかもしれませんが,「見せる解答」もテクニックの一つですからね. ただ,これくらいの等式であれば展開してしまった方が速いです・・・ だから大抵は次の証明IIでするでしょう^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.01.30 04:35:11
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