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2022.10.03
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先日​NHKのラジオ​に、中国のミニヤコンカで1982年におきた遭難事故から生還された
松田さんという方が出演されており、その壮絶な話に感動して、著書である
’ミニヤコンカ奇跡の生還’を読みました。


 山頂付近で天候が悪化して動けなくなっていたところ、無線機が故障して連絡が
つかなくなったために、下方の支援隊が死亡と判断してキャンプを撤収してしまう中、
生死の境をさまよいながら、単独で19日もかけて下山したとのこと。

 この無線機、本には以下のような記述がありました。

****
このトランシーバーは装備担当の菅原が秋葉原で買ったソニーの新製品で、
新書判サイズのコンパクトな薄型だった。C2で試したときには、風向きかげんで
名古屋のトラック 野郎たちの交信が受信できたほどいい性能をしてたが、
雪洞の中でぬれたか、天井の雪に 埋まったとき、雪をよく払わないで
雨ぶたにしまったため、凍結してしまった。それが故障の原因だった。
****

 写真からは長いアンテナがみてとれ、また、四川省の山から名古屋の局が聞こえたと
いうことなので、ソニーのCB機でしょう。1982年ころ発売のもの、ということで
機種を調べようとしましたが、結局判然としませんでした。


 当時の中国でCB機が法的に使えたのかどうか、とちらっと思いましたが、
まあそんなことを考えても仕方ない。

 この松田さん、ネットで調べてみると、最近の動画もアップされており、
両手指と両ひざ下を凍傷で失いながらも、現在なお登山活動をしながら、
仕事でもかなり成功されているようで、本当に頭が下がります。

 私が読んだこの本、同じ版はすでに販売されていないようですが、
文庫本では入手可能とのこと。お勧めです。





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最終更新日  2022.10.03 21:50:01
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