フリーページ

「売り切れない毎日」とありますが、ノルマの達成できない営業というわけでは
ございません(来年そうかも知れないが…)。このタイトルに深い意味はなかったり。
ここでは、日々のニュースに目を向けて、それがどんなことなんだろう?というのを
自分なりに考えることについて書いていきたいと思います。

取り上げたニュースに対し、頓珍漢なことを書くこともあるかもしれません。
そのときはご遠慮なく突っ込んでいただけると幸いです。
こちらでは、たまーに思ったことを書きなぐってあります。
2005年05月19日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
最近交通(特に航空・鉄道)の安全性について問題になることが多いようです。鉄道車両がビルに突っ込む(今年に入って2回目…四国のほうでもありましたな)なんていうことは本来考えられないことなわけです。

しかし、考えられないことが起こるって言うのには原因があるわけです。思えば、お金がそこそこある状態から急に「お金が足りない」と恒久的に悩む状況に陥るのは戦後の日本にとっては初めての経験かもしれません。実は、ここに鍵が隠されているのではないでしょうか。

今まで、安全というのは無意識のうちにお金で買っていた。景気がいいときはそれでよかった。無意識というのは、儲かるお金のほうが安全に対する支払いよりも多かったのでそんなに気にすることがなかったということですな。しかも、コスト削減をそれほど(まったくとは言いません)意識しなくてよかった。

しかし、お金が儲からなくなれば「聖域はない」という言葉の元、安全対策に対するお金も削られてしまう。考えてみれば、一番お金を削りたいところなのです。安全に対してお金を使っても、何のメリットもない。広告宣伝にもならないし、新たな付加価値を生み出すわけでもない。そういう視点で見ると、安全対策というのは後回しにされるのです。それでちょっと前に問題になったのは、三菱自動車グループ(これもまた乗り物だ)のリコール隠し。これらのことの根幹は一緒で、「儲けが減った」というところなんでしょう。

「儲けが何だ」という声をニュースでも聞きますが、それは間違いです。企業は金を儲けるために存在する。それはそれで真理です。ただ、儲けるための土台を揺るがしてしまっては儲けられない…そのことに気づくのは、その土台がぐらぐらになってからだということです。

この問題を考える上で、「儲けとは何か」「コストとは何か」ということについて再考する必要があります。行き過ぎたコスト削減といいますが、確かに安全に対してコスト削減はどうかという話がある。では、赤字になって会社が倒産するようなことがあってもいいのか?ということになるとなかなか難しい。

この15年、日本は停滞したのではなく衰退した。その結果がこれなのではないか。価格が安ければいいというのは本当にそうなのか。このままいくと英国病の二の舞になりそうである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年05月19日 22時04分45秒
コメント(59) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

売切御免

売切御免

お気に入りブログ

詩元気屋(しげきや… 感護師つぼさん
蜜色の日記 yumi_lovinさん
どこでもクリニック… 感護師 つぼさん

コメント新着

 海のくまさん@ チン型取られちゃったw http://onaona.mogmog55.net/dq51659/ 俺…
 お猿@ やっちまったなぁ! http://feti.findeath.net/8vnnly7/ ちょ…
 開放感@ 最近の大学生は凄いんですね。。 竿も玉もア○ルも全部隅々まで見られてガ…
 地蔵@ 驚きのショックプライスw コウちゃんがこないだ教えてくれたやつ、…
 まさーしー@ なんぞコレなんぞぉ!! ぬオォォーーー!! w(゜д゜;w(゜д゜)w…

© Rakuten Group, Inc.