ゼフィックス中止
前に進むことは強い意志とそれに応じた努力が必要だが、敢えて立ち止まることも同じくらい強い意志が必要のようだ。キョウミノ注射で一旦は治まった数値は、半年も経たぬ間に再度動き始めた。週3回のキョウミノ注射を再開するが、数値 GPT値;150程 で停滞し治まるようすが一向になかった。こうなるともう駄目のようで、担当医の先生からもうゼフィックスがぜんぜん効いていないので投与を中止しようとの支持があった。ゼフィックスを中断した際、急性増悪の懸念があったが、なんとか憎悪もなく乗り切れた。数値の上昇と裏腹に、仕事は以前にまして多忙で真昼のキョウミノ注射・出張・深夜残業と忙しい日々を流されるままに仕事をこなしていた。数ヶ月間の真昼の注射生活にも関らず一向に治まる気配がなく、逆にジワジワと上昇傾向に入っていき、数値 GPT値;250程 まで上昇していた。いま考えると病気なのだから少しは自分自身の体を気遣えよと思うのだが、当時は、カラダ < 仕事 の比重がとても大きかった。本当に肝臓病だけは、薬の副作用以外は体調に異変が起こらなく、平常通り生活ができてしまうのでどうもブレーキがかからない。ついつい周りの人と同じように生活してしまう。自分自身でよほど病気のことを意識しない限りなかなか難しい。そんな生活を送ってゼフィックスを中止し、週3回のキョウミノ注射生活を1年程経過した頃、とうとう急性増悪を起こすことになる。