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カテゴリ:読書
孤独な鞄職人の女性と、言葉を話す猿ノーマジーン。「人類滅亡まで一年」と噂される中、共同生活を始めた二人の秘密が明かされるとき・・・。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 終末論が囁かれる荒廃した世界で孤独な女性のもとに現れたのは、言葉を話す不思議な赤毛のサルだったーひとつ屋根の下、奇妙で幸せな一人と一匹の“ふたり暮らし”がはじまる。壊れかけた世界で見える、本当に大切なものとはー不条理で切ない絆を描き出す寓話ミステリー。 天変地異なども頻発し、あと一年で世界が滅びる…と終末論がささやかれているという設定。足が不自由ながらも強く孤独に生きる鞄職人の女性のもとに、言葉を話す猿がやってきた。名前はノーマジーン。介護をすると言いながらも仕事を増やすノーマジーンに呆れながらも、次第にノーマジーンの存在にほのかな幸せを感じる主人公。しかし、そのほのかな幸せさえも運命のいたずらのために風前のともしびになってしまう。 まず、言葉を話す猿…というのが、遺伝子操作で作られた存在だったということ。そして、彼らのしていた実験とは…というお話になるのだけど、その真実を知る羽目になるのが、たまたま罪を犯して女性とノーマジーンが暮らす家に忍び込んだ人間が、また、たまたま、ノーマジーンの実験に関する真実を知っていたという…。ちょっと偶然が重なり過ぎ?ノーマジーンが主人公の家に来たのは、これは偶然ではなくて理由があったのですが…。 寓話、うん、確かに寓話的な要素が強いミステリでした。 昨日読んだ1冊でした。珍しく、非腐読書。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月28日 22時53分57秒
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