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シン・足立淳のブログ彼岸花

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2012/10/09
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カテゴリ:讃岐うどん
 「週刊アサヒ芸能」連載中の人気マンガ「めしばな刑事タチバナ」。

 ここ数週に渡って繰り広げられてきた「うどん話」も、今週で最終回。

 最後の最後に気づくのはマヌケだが、結局このマンガが何週にも渡ってやりたかったこととは、「讃岐うどん潰し」だったのだ。連載の中で何度も何度もタチバナは「対四国コシなしうどん包囲網」という言葉を口にし、まるで「讃岐うどんを列強が取り囲んでいる」構図をアピールしているが、これ「いじめ」じゃないのか。

 いつものように休み時間中に「飯の話」で盛り上がる刑事課の人たち(+数人)が、今回取り上げたのは「うどん」。で、その中の「巡査」が「自分はうどん県出身であります」とアピールするが、主人公のタチバナは「うどんのコシとかもう飽きたよ」「おごれるさぬきは久しからずだ」と難くせをつける。しかもあろうことか、その後3週に渡って、他の同僚たちと「関西のうどん」「福岡のうどん」話で盛り上がり、「いちばん若くて立場の低い」その巡査は放ったらかし。何か言おうとしても睨んで黙らせる。かわいそう。

 うどんは「各地それぞれ」だと思う。私は讃岐うどんが好きだが、単に自分が香川出身で子供の頃から食べて育ったから好きなだけで、それをもって「福岡のうどん」や「関西のうどん」、もしくは「群馬のうどん」などを否定したり、そのファンを洗脳したりしようなんて、カケラも思っていない。ましてや「植民地拡大を狙う」(今週号)なんて言いがかりだ。さらにさかのぼれば、「ダシをごり押しした」などと、明らかに「アイツらが悪いんですよ」と思い込ませようとする表現が散見される。

 堂々と「包囲網」と言い切る態度から見えるのは、「最近、讃岐うどんが調子づいているから、みんなで囲んで潰そうぜ」という意思である。明らかに「集団いじめ」なのだが、巧妙に「いじめられるヤツが悪い」と言い訳をしているのが腹が立つ。

 そしてさらにタチが悪いのは、「タチバナ」がターゲットにしている「讃岐うどん」とは、「はなまるうどん」とか「丸亀製麺」などのチェーン店。全国発売の週刊誌連載だから「読者の知ってるチェーン店しか俎上に載せられない」のは仕方ないとはいえ、そのセレクトはひどい。だって、はなまるも丸亀も、「四国を中心に展開しているチェーン店」では全くないのだ。「大阪や福岡のうどん」として代表に上げているのは、それぞれ「大阪を中心に」「福岡を中心に」展開しているチェーン店ばかりなのだ。比べる条件が全く違う。

 「異なる2つのものを比べるには、条件を同じにしなくてはならない」。子供の頃、算数や理科の授業で習わなかったか。

 もし、どうしても「大阪のチェーン店」「福岡のチェーン店」を出したかったのなら、「四国を中心としたチェーン店」を持ってこないといけない。あるいはどうしても「はなまるうどん」「丸亀製麺」を叩きたかったのなら、「東京で展開している大阪発のチェーン店」「東京で展開している福岡発のチェーン店」を引き合いに出さないといけない。けど、それはできない。なぜなら「両方の条件を満たすうどんのチェーン店」なんて存在しないからだ。つまり、その両方を比べることなんて、無意味なのである。現時点では。少なくとも自分はそういうことが分かっているので、讃岐うどんを他と比べてどうこう、という言い方はしない。

 異なるものを全く違う条件で強引に比較して一方を無条件におとしめて良しとする。そんな理不尽なことはできません。ひとりの人間として。ひとりのうどん好きとして。そしてひとりの「讃岐うどん漫画家」として。

 肩入れしすぎ? いや、当たり前でしょう。だって、大の大人が寄ってたかって讃岐うどんを潰そうとしているんですよ。ひとりでも抵抗しないと。





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Last updated  2012/10/09 03:52:12 PM
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