第1回債権者集会レポート
債権者集会、行ってまいりました。 私も微々たる額とはいえ、株式会社デジマの債権者の一人ですから。お金が少しでも戻るのであれば欲しいし、戻らないならせめて何かネタを拾いにと。 霞ヶ関の東京簡易裁判所家庭裁判所合同庁舎の5階に集まった債権者の皆さんは、全部で20名くらい。もっと多いと思ってましたが、後の弁護士(管財人)さんの報告で、100名いた中で今日集まったのが20名、ということらしい。 とりあえずデジマの私財は全て債権者に平等に分割して支払われるのではなく、まず税金に、そして社員だった人に払った後、残りがあればフリーの債権者(私のような作家とか)に回ってくるんだとか。管財人さんから配られたプリントにその辺のことは詳しく書いてありました。 そして肝心の本番、とりあえず甲斐(元)社長から倒産にいたるまでの経緯を説明されたんですが、それに対して債権者の方々の態度はけっこう大人しいものでした。もっと罵声や怒号の飛び交う修羅場を想像していたのですが、「本日の集会が最後ではありません」(管財人)みたいで、皆さん様子見、という感じだったのでしょうか。甲斐(元)社長も普通に出席してましたし。もしかして包帯でグルグル巻になってる姿かも知れないと思ったりもしてましたが。 なので最後に質問をしようとしたのです。このままだと単に説明を聞いて終わりだったから、なにか先方に一矢報いる質問ができまいか、と。 で、手を上げてした質問が。 「先ほど甲斐さんがおっしゃってた、4月に融資を申し入れて内定を取ったけど結局断られた企業って、どこなのか教えてくれませんか?」 …何を訊いているんだオレは。そんなどうでもいいことを。しかも教えてくれるわけないじゃん。 …すると甲斐(元)社長は。 「えっと、サンブリッジと、フィールズというベンチャー企業と、伊藤忠ファイナンスと、あと西武信金キャピタルというところです」 …って、ペラペラ答えちゃったよこの人! いいのか! その企業は結局あんたを裏切ったとこだろうに。 …まとにかく30分少々の集会でしたが、管財人や(元)社長の話など、けっこう知らないことがいっぱい出てきて、面白いといえば面白い集会でした。…いや、そういうのは私だけで、真面目な目的で集まった人たちは面白くも何ともない場だったのか。すみません。 あと、いろいろガンボの作家や編集さんもいたっぽいけど、挨拶すればよかったかな。 次は7月にあるらしいので、また出席したいと思います。 …しかし、こうやって文章にするより、マンガにしたいなあ。どこか載せてくれるとこないかしら。