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カテゴリ:栄養
花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーは、今や日本人にとって最も身近な病気と言われます。国民の3人に1人が何らかのアレルギーをもっているという調査結果もあり、これはもはや「国民病」といってもいいですね。アレルギーはアレルギー物質だけでなく、個々人の体質や体調など身体のいろいろな要因が絡み合って生じる複雑な疾患と言われます。にもかかわらず、特に花粉症なんかに関しては「ヨーグルトが効く」とか「甜茶がいいらしい」といった何か一つを摂取するだけで改善するかのような宣伝広告・メディア報道をよく目にしますが、個人的にはチャンチャラおかしいと思っています。複雑な疾患であるので、私は最低でも以下5項目が改善の秘訣であると考えています。 1.3大アレルゲンを避ける 2.炎症作用のあるものを避ける 3.アレルギー反応を促進させるものを避ける 4.炎症を抑える作用のある食品を積極的に摂る 5.腸を活性化させる 1は、乳製品・小麦・卵ですね 「えっ?!ヨーグルトは食べない方がいいんですか?」そんなお声が聞こえてきそうですが…そもそも乳タンパク(カゼイン)は、私達人間にとって最も異物であり、最も発がん性があるという調査結果があります(近年、大腸がんや乳がんが増えていますね:マグガバンレポート)。私の周りでもヨーグルトを食べ続けていいても、花粉症が一向に良くならないばかりか、年々悪化しているという方も多いです。逆に、ヨーグルトで花粉症が治ったという方がおりません。たまたまかもしれませんが… 小麦・卵に関しましては、数年前の意識とはガラッと変えた方が良いと思っています。なぜなら日に日に遺伝子組み換え作物が拡大していて、自然とはかけ離れたものになっているからです。(私もパンは食べますが、国産小麦粉を使って自宅で焼きます。街のこだわりのパン屋さんでしたら気にされることはないと思いますが、スーパー・コンビニで置いてあるパンはNGなものがほとんどかと思われます。) 2は、オメガ6系脂肪酸とトランス脂肪酸ですね いわゆるサラダ油と言われるもので「植物性だから身体に良さそう」とのイメージが刷り込まれていますが、60兆個ある細胞膜が硬くボロボロになっていくと言われます。さらにサラダ油を固形化したトランス脂肪酸は、自然からかけ離れた最たるものの一つですね。代表的なものとしてはマーガリン、パンやお菓子に大量に含まれているショートニング・ファットスプレッド・加工油脂が挙げられます。昨年秋にはアメリカで全面禁止にもなりましたね。 3は、白砂糖ですね 小腸に住んでいる悪玉菌の一種であるカンジタ菌のエサとなり、アレルギーの悪化にとどまらず、頭痛・めまい・だるさ等様々な不定愁訴に繋がっていくと言われます。あの白い粉、私は麻薬だと思っています。 4は、オメガ3系脂肪酸ですね 今年に入ってTV番組で複数回特集を組まれ、だいぶ認知が高まってきているように思います。具体的に青魚に多く含まれるDHA・EPA、植物性の亜麻仁油・えごま油なんかがそれに当たります。先日爆発的に売れたクルミにも豊富に含まれていますね。 5は、発酵食品・食物繊維ですね 「発酵食品が身体にいい」なんてことはどなたもご存知ですよね。だって身体にいいから「発酵」であって、身体に良くないものは「腐敗」と定義されます。積極的にお摂りになるといいものは・・・ 「あっ、つきなみですが」です。これは5つの頭文字を取って組み合わせています。 甘酒・漬物・キムチ・納豆・味噌。 ※ヨーグルトは含まれましぇん 「食物繊維が身体にいい」なんてこともどなたもご存知ですよね。「水溶性」と「不溶性」の2種類の特性を理解した上で、積極的にお摂り下さい。ここでも覚えやすい語呂合わせをご紹介します 「おやめなさい」です。 ・オクラ・山芋・めかぶ・なめこ・里芋 ※繊維の硬い不溶性食物繊維を多めに摂った場合は、水分の摂取も多めにお摂り下さいね。便が硬くなり便秘を誘発してしまいます。 上記5項目と適度な運動(軽強度を毎日30分or週2~3回70分)を実践されれば、かなり高い確率で改善されることでしょう。それでもなお改善の兆しが見られない方のみ、お薬を手にされるといいと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年05月28日 01時44分50秒
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