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カテゴリ:音楽
ひところ、既にアメリカ本国での華々しいヒットの時代を終えたベンチャーズが、出稼ぎのように毎年我が日本へ来て演奏ツアーをして、確か何億か収入を得て帰国するのを茶化すようなことを書いたのを、ものの本で読んだ記憶がありますが、私たち『エレキギター』ファンにとっては、つまらぬ歌は一切歌わず、ひたすら演奏テクニックと覚えやすく胸のすくメロディーをいつまでも聴かせてくれるベンチャーズの存在は喜ばしいことでした。 特に私は高校時代ただ一度、これも恐いもの知らずの無謀な行為にほかならぬことでしたが、音楽部が『サウンド・オブ・サイレンス』を卒業生を送る会で歌うバックに、ドラムをたたいて欲しいと、クラスの生徒がこともあろうに私に頼んで来た時は、この無鉄砲が幸いしたか災いしたか、ともかく二つ返事で引き受けて、その日から放課後、空き教室を使って、短期特訓に励んだものでしたから、単なるヘタの横好きのくせに、ドラムが好きでたまらなかったに違いありません。 私がドラムの基本に強い興味を抱いたのは、三つ上の兄が高校時代、親しい友人から手ほどきを受けたドラムリズムの基本を、当時中三の私の前で指で机をたたいてみせて、「さあ、出来るか」とばかり刺激するように言ったのがきっかけでした。 今さらうぬぼれるでもないのですが、私は兄の聴かせた基本のリズムをほとんどその場で覚え同じように自分の机をたたいてみせ、さらにこれはいっとき私の趣味にまで昂じて、遂には兄をしのぐテクニックを覚えました。 実際、高校の卒業生を送る会のステージ(体育館の壇上)でたたいた時は、乱暴に表現して三つの太鼓のうち、二つしかたたかずに済む曲なので、フロア・タムと呼ばれる床(ゆか)に置くドラムは使わなかったように記憶しています。 各ドラムの名称 / 画像一番手前に横向きに置かれたのがバスドラム、その左奥に縦向きに置かれたのがフロアタム、バスドラムの上にセットされた二つのものがタムタム、その右側、腰掛のそばにあるのがスネアドラム。シンバルは、左側がいわゆるシンバル、右側がハイハットシンバル。 ドラム・セットの写真などは、たいてい演奏を聴く側から撮影されたものが一般的だと思いますが、素人同然ながら演奏のマネゴトをした私の場合も、当然ながら、ドラムの配置は、180度反対の視点でなじむこととなります。 掲載画像はもちろん聴く側に合わせているので、これに合わせたお話を致します。 全くどの趣味もろくに身につかないまま、歳月ばかり重ねてしまいましたが、今でもCDや「YOU TUBE」でベンチャーズの曲を聴くたびに、自然両手指が机をたたいてしまいますから、老いぼれて身体が言うことをきかなくなるまで、この習慣が続くことでしょう。 さて、素人の語るドラムのお話もこっけいではありますが、不人気日記を6年余り続けた趣味人のざれごとと勝手に割り切って、書いてみます。 ドラムのたたき方の基本を、つまり正式な基本をやらないまま今日に至ったので、ここでは中学時代などに学んだ『音楽』の教科書などを思い出しながらつづってみます。 音楽の教科書などによく載っていた四分の四拍子が、多くの曲のバックに聴こえるドラム・リズムの基本ということにします。 「タタタタ」というように四回たたくことを繰り返すあいだに、一回強くたたくのが基本です。 太字で強調すると「タタタタ」となります。 ここからは同世代の人をお相手として書きます。 ブルーコメッツの大ヒット曲『ブルー・シャトウ』を例にとりますと。 「 ♪ 森と泉に囲まれて」の「森と」の「と」のところからドラムが始まります。 ドラムは途中俗に『回し』と呼んだたたき方も入りますが、ここでは基本の「タタタタ」を続けることにします。 なお、『回し』というのは、基本の「タタタタ」を両手のスティックで四回ずつ、三つの太鼓を連続してたたくやり方です。言うまでもなく、大相撲のまわしではありません。失礼しました。ただし、最後の太鼓だけは八回たたきます。でも私の記憶もテクニックも限りなく素人のそれに近いものなので、間違っていても、見逃して下さい。 ブルーコメッツの『北国の二人』では、この「回し」からいきなり曲が始まりますから、中三の私は、喜びながらやったものです。 これを言葉にして曰く。 「タカタカ、タカタカ、タカタカタカタカ」 この「タカ」は、左右のスティックで二回たたくことを意味します。 『紫電改のタカ』とは関係ありません。失礼しました。 話が長くなりそうなところへ来て、万年ビギナー同然の単なるドラムのマネゴト好きに過ぎないので、いささか混乱して来て、うまくつづり尽くせないかも知れませんが、何しろ不人気ブログを6年余り続ける、これもまた日記趣味人のたわごとなので、ともかく勝手に書くこととします。 ここで混乱ついでに話をコロッと変えます。 基本のリズムばかりやっていると、たとえ正式にドラムを学んだわけでなくても、要するに飽きて来ます。 そこで私が魅了されたのが、『ザ・ベンチャーズ』の「キャラバン」でした。 曲の演奏中、基本のたたきかたは無く、独特の打法がメインとなります。 このたたき方がたまらなかったのでした。 これも言葉では表現が困難ですが、あえて書きます。 「タンタカ、タンタカ、タンタカ、タカタカ」のリズムを繰り返しますが、当時のドラム担当の今は亡きメル・テイラー氏のたたき方は、二つの太鼓を両手のスティックで、さも事もなげにたたくというのが、凄いものだと思いました。 ベンチャーズのメンバーは歳月を経るあいだにかわっていますが、私はリード・ギターのノーキー・エドワーズ氏と、ドラムの故メル・テイラー氏を印象に残しています。 実は私が放課後ドラムの即席練習をした時も、『サウンド・オブ・サイレンス』だけではテクニックの短期特訓にはなじまないというので、これまた私のにわかマネージャーのような生徒がそばにいて、いろいろな曲のレコードをかけて、たたき方を練習させてくれました。 その一曲が「キャラバン」でした。 少し専門用語が入りますが、ベンチャーズのメル・テイラー氏の奏法は、大太鼓を少し小さくして縦に床(ゆか)に置いたような「フロア・タム」という太鼓を右手で、大太鼓のような「バスドラム」という足でたたく太鼓の上に置かれた「タム」または「タムタム」という「無法松の一生」の祇園太鼓を小さくしたような、「ドンドコドンドコ」というような例えて言うと、三ツ矢サイダーの炭酸がいささか抜けてしまったような、物足りない・・・というと失礼かも知れませんが、そんな音のする太鼓を左手のスティックでたたく鮮やかなものでしたが、私が教わったのは、小太鼓のように短く鋭い音が弾む「スネア・ドラム」と小型祇園太鼓(ドラムマニアのかた、すみません)を、せわしなく、時に両手を交差させてたたくやり方でした。しかしメル・テイラー氏は、フロア・タムとタムタムの二つの太鼓を軽々たたいて、そしてどうやら右手のスティックを瞬時にバウンドさせてフロア・タムをたたくように見えますが、何回見てもたたき方がわかりません。 ここで突然ですが、先ほど「タタタタ」のたたき方で書き忘れていたことがあるので、だいぶ飛んでしまいましたが、書いておきます。 「タタタタ」と四分の四拍子のような感じでたたく時、右手のスティックは常に等間隔で四回たたきますが、三回目の「タ」をたたく時だけ、左手も同時に小太鼓(スネアドラム)をたたきます。なお、話がごちゃごちゃしますが、常に四回たたくのは、太鼓だけとは限らないので、一応、小型祇園太鼓(タムタム)としておきます。 もちろんこれだけでは退屈なので、両足も使います。 ここでも両足のたたき方はごく簡単な方法を書きます。なお、ここではまず四分の四拍子として書きます。 「タタタタ」の一回目の「タ」をたたく時、同時に横向きに置いた大太鼓(バス・ドラム)を足でたたきます。大太鼓にはペダルがついているので、足で踏みます。 次に「タタタタ」の三回目、つまり小太鼓(スネア・ドラム)をたたくのと同時に、ハイハット・シンバルと呼ばれるシンバルをこれも足でたたきます。 すると、このハイハットというのは、ペダルを踏むと、上下に平行に重ねた形の2枚のシンバルが、それまで開いていたのがお猿のオモチャのシンバルのように、閉じます。 ちなみにお猿のオモチャは、両手のシンバルがゼンマイが切れるまで、何回も何回もたたき続けますが、ハイハットは「タタタタ」のあいだに一回だけですから、次の「タタタタ」の三回目までは2枚のシンバルを開いておきます。 ここでまた私がステージでたたいた時の話ですが、この時は、常に四回たたくのは、太鼓ではなく、今書いたハイハット・シンバルのペダルを踏みっぱなしにして、シンバルを閉じておき、右手のスティックでたたくやり方をしました。 この時、両手両足のうち、左足だけはハイハット・シンバルのペダルを踏んでシンバルを閉じているので、人間を四足動物に例えると、三本足でたたくことになります。 この時の両手の形が、右手でハイハット・シンバル、左手で小太鼓(スネア・ドラム)をたたくのて、両手を交差させるクロスハンド奏法になります。 さあ、それが「キャラバン」となると、事情が違って来ます。 これはリズムがハイ・ピッチなので、四分の四拍子ではなく、言葉での表現は無理です。その代わり音楽の教科書でいうと、・・・・・正確な表現は遠く中学時代以来のことで忘れましたので、単に「二拍子」のリズムのことを書いておきます。これもドラムでは良く聴かれるリズムです。 言葉での表現もリズムが速いので「タタ」ではなく「タンタン」と表わします。 これは右手のスティックを二回規則的にたたく時に、その二回目に左手のスティックを同時にたたきます。 太字で強調すると「タンタン」となります。 もう少したくさん書くと「タンタンタンタン」です。 本格的にドラムをたたける人の目が恐いので、このへんにします。 何を書いたのか、どこまで書くつもりだったのか忘れましたので、機会があったらまた勝手に書きますが、とにかく私はベンチャーズの歯切れの良い曲と、故メル・テイラー氏、そして今では息子さんのリオン・テイラー氏のドラムが、そして何よりドラムが好きでたまらないのです。 冗長なだけの駄文羅列、失礼しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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