AMAZONから昨日届いたので早速アップ。
今年亡くなったジャズドラムの巨人エルビン・ジョーンズの1999年9月のNYブルーノートでのライブ録音盤。
ENJAから4枚リーダー作を発表してからリーダー作が途絶えていたのだが、最新作が追悼盤の意味もあるのか、こうして発表されたことをファンとして喜びたい。
最後はドラムを叩けないほど衰弱しきっていたそうだがそれでもステージに立つエルビンに、20年以上前に逝ったソニー・スティットと同じジャズミュージシャンとしての性を感じるのは私だけではあるまい。
このアルバムでは、まだまだ元気な頃のいつものエルビンのドラムが聴けるのでご安心を。
「E.J.`S BLUES」「TRUTH」「五木の子守唄」「THREE CARD MOLLY」などいつものジャズマシーンのレパートリーと「STRAIGHTNO CHASER」「WISE ONE」や「BODY AND SOUL」が収録されている。
ソロイストの中では、「BODY AND SOUL」と「五木の子守唄」の2曲にフューチャーされるマイケル・ブレッカーが断然光っていて、
他のメンバーとのソロイストとしての力量の差を感じる。
出来たら全曲参加していて欲しかったと望むのは私だけであるまい。
かといって他のメンバーのソロが聴けないと言うのではない。念のため。
エルビンの実際の演奏は1985年のジャズマシーンのコンサートで見たことがあるが、ドラムを叩く姿勢が凄く美しくて無駄が無い。
リラックスしていバネがありそれでいて一音一音重みがあってそして決してうるさく聴こえない。
エルビンのドラムソロならいつまでも飽きずに聴けると思う。
このCDでもメンバー紹介のエルビンの声が入っているが、エルビンの話し方自体がジャズを感じさせ、エルビンのドラムを聴いているのと同じ様にジャズの鼓動を感じさせる。
まだまだ未発表のテープは存在するだろうからこれはと思う録音は今後もリリースして欲しいと思う。