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May 18, 2024
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カテゴリ:札幌の記憶
「おばあちゃんの実家は大通公園のすぐ前にあってさ。三越から南1条を丸井の方に行ったところにね…」

この話を、僕は母から度々聞いていた。
母は少し自慢げにこの話をするのだけど、ファミリーヒストリーには特に興味を覚えることもなく、ずっと聞き流していた。

だけど、先日、
①その実家が「市村染物店」という名前であったこと。
②場所は丸井本館の隣であったこと。
③祖母はそこから庁立札幌高等女学校まで人力車で通っていたこと。
と、話が少し具体的になったので、今度札幌に行ったらそこに行ってみようかな、と思った。

そしてこの度、行ってみた。

事前に札幌市中央図書館デジタルライブラリーのウェブサイトで古地図(明治43年9月10日発行「札幌区商工新地図」)を眺めてみると、母が話した場所に「市村染舗」の名前を見つけた。
そして隣には今井洋物店と今井呉服店(今の丸井今井)があった。

ここに違いない、と思い、現地に向かった。



その場所は大通公園のテレビ塔に近く、今は丸井今井の大通館が建っていた。



古地図によれば、大通館の東側の通りに面した場所が「市村染舗」だった。
何か昔の名残はないだろうか…と、大通館をぐるっと回ってみたら、大通公園側にこんなサインを見つけた。



「小説家・竹林無想庵生誕地」を示す説明板。
あまり期待はしていなかったけど、市村染舗がかつてここにあったことを示すものは、やはりどこにも見当たらなかった。

だけど今回、札幌に暮らすおじさん(母の弟)からも、母の話と同じ内容を聞けた。
だから、この場所に祖母の実家があったことは間違いないのだろうと思う。



そしてこれが、明治43年9月10日に発行された「札幌区商工新地図」の一部。市村染舗の字の上に屋号も書いてある。(札幌市中央図書館デジタルライブラリーより)

今のところ、この地図と、母とおじさんの話以外に、市村染舗、あるいは市村染物店があったことを示すものは見つかっていないけど、いつもと違う目線で大通を歩くことができた。
楽しかった。





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Last updated  May 19, 2024 08:23:18 PM
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