ハーダンゲル
久々の更新ですが、↑ ↑ ↑こんなところで、あちこちトレッキングしておりました。ここオスロ方面はけっこう夏してるんですが西ノルウェーは天気悪いし、寒かったっす。初めの4日間はキャンプ生活だったんですが、一日目暴風雨。二日目曇りのち時々雨、三日目晴れのち曇り、時々強い雨四日目寒波(8℃しかなかった。 冬やん!)+ テントにて雨漏り始まる。ってな具合で、キャンプも天気が良ければ楽しいけどこう天気が悪いと靴も衣類もテントも湿気で不快極まりない!後半の3日間は宿泊施設を予約してあったので、一週間キャンプにしなくて正解だわね。 キャンプ生活中のPUS家の友、カモちゃん2人組。 毎晩テントに遊びに来てくれました。 あんまり人に対して警戒心がなく テントの入口付近までトコトコ歩いてくるんよね。 触らしてはくれんのやけど・・・。 毎晩パンでおもてなしさせて いただきました。 さて、このブログを定期購読なさっておられる方はご存知かと思いますが2年前に悪天候のため途中で断念したTROLLTUNGA登山。2年前のTROLLTUNGA登山をご存じない方はフリーページをご覧クダサイ。今月、TROLLTUNGAリベンジの旅で登頂に成功いたしました。登山を終えての感想は、もう二度とイヤ。ここノルウェー人の間ではあまり有名な登山コースじゃないんやけどヨーロッパ各国からお越しになるツーリストの間ではけっこう有名。ワタシたちが登山した日もスロヴァキアやチェコ、ロシア、ドイツデンマーク、スウェーデン、オランダからのツーリストばっかりでノル人の登山者は2人しか見かけませんでした。でもさー、ヨーロッパから来るツーリスト、北欧組を除いてみんな軽装すぎ! 山の麓とてっぺんじゃ気温差が10℃くらいあるので、あらゆる気象条件に対応できるように準備して欲しいもんだわねー。 登山中、ちょっと羨ましかったのが、ヨーロッパツーリスト組の男性ってジェントルマン! だって女性方全員手ぶらで登山してるんやもん!これ反則~。 男性方が女性の分の荷物も大きいリュックに一緒に詰めて背負ってました。 これ、我家ではありえないなー。ワタシ、12kgくらいあるリュック自分で担いで登山したもん! → 自慢ここ、登山道に標識がほとんどないので、赤いペンキで比較的目立つ岩上にところどころ記されてる『 T 』という登山道ですよ~っちゅう意味の文字だけが頼り。今までノルウェーのあちこちで登山したけど、ノルウェーの登山道にある標識には何で目的地までの距離が記されてないんやろね?あと4kmとか書かれてたら、励みになるやん?そんな訳で、TROLLTUNGA登山の際も、出発地点となるMAAGELIBANENのてっぺんに、ここから3時間半という表示があるだけでその後はなしのつぶて。でも、この3時間半と言うのはあくまで目安でしかすぎず今回、ワタクシが実際にやってみたら、この3時間半っちゅうのはめっちゃ体力のある人が休憩無しのノンストップで速歩で登ったら片道3時間半で到着って感じやな。ワタシみたいに周りの景色を楽しみながら写真撮ったり、フラフラ登山してたら片道4時間半かかったぞよ。 それプラスMAAGELIBANENの階段と1時間格闘したので片道トータル5時間半。 Maagelibanen。 この階段3,000段くらいあるらしいよ。 今回の登山も前回と同じくバラエティに飛んだお天気となりました。まずMAAGELIBANENの横にある階段を上りきった段階で汗びっしょり。前回雪渓のあった場所に今回は全く雪なし。このあたりで小雨が降り始め、そこから更に一時間ほど行くと今度は濃霧。TROLLTUNGA到達に辺り4箇所ほど川を横切らないといけないんやけど、橋なんて便利なもんはありまへん。この川がけっこう深いんよ。 しかも雪解け水なんで超冷たい。なので、石の上を歩いて渡るっちゅう感じ。しかし、この石が不安定な上に濡れてるから滑る!これ、かなり勇気がいります。 Trolltungaへの登山道は、こんな感じの滝がいくつかありました。 滝の水は飲めます。冷たくて美味しい。 山頂から見た麓にあるダム。 前回はこのダム干上がってたんやけどねー。 過酷な登山の途中で羊ちゃんに癒される。 けっこう標高の高いところにいっぱいいました。 羊ちゃんの左横の赤いTマークに注目。 これが登山道の目印。 そんなわけで、いつ着くのかもわからん検討のつけようのない道を延々と歩いてやっと着いたTROLLTUNGA。ものすごい苦労してたどり着いた割には、この舌のように突き出た岩がすっげー小さくてガッカリしたのであった。しかも、この岩の上で記念撮影しようと楽しみにしてたのにこの岩にたどり着くには、岩の壁を下りないといけないわけですがこの岩の壁には足場が全くなく綱かはしごがないと下りるの無理。と、二度ガッカリした登山となった。ノルウェー登山協会の皆さん、ここにはしごつけてクダサイ。これ、ノルウェー3大ガッカリの一つに登録したいと思います。 TROLLTUNGA。 下に見えるのはハーダンゲルフィヨルド。 で、今回、前回にチャレンジしなかったことにチャレンジ。MAAGELIBANENの横に登山道があるんやけど、ここ下りでチャレンジしてみました。 ここから下山する際、2年前にMAAGELIBANENに乗せてくれた地元住民に偶然再会。 2年前はいい体験させてもらってありがとーなどと立ち話したついでに、MAAGELIBANENの横の登山道について聞いたら25分で下りれるよとかゆーやん。 『 ほんまにほんま? ワタシらかなり疲れてるんやけど 』 というも、25分と言い張るので、挑戦。 っつーのも、下山途中、1時間以上本降りの雨に打たれ、雨具を身に 着けてはいたもののずぶ濡れ。 雨上がりのMAAGELIBANEN横の階段は滑るので、雨の場合はこの階段 避けたほうが無難でござる。特に下りは・・・・。 しかし、この登山道、下れば下るほど物凄い傾斜で死ぬかと思ったよ。 25分どころか1時間半もかかったがな。 もう二度といや。 登山の途中で出会ったスロヴァキアから来たと言う若者グループは MAAGELIBANENの階段を使わずに、この道を上ったらしいんやけど 道のコンディション聞いたら 『 そんなにキツくなかったよ 』 と涼しい顔してゆーてくれるやんけ。 おたくら、人間とちゃう! TROLLTUNGA登山の後は、ほんの一部やけど こんなころにも行って来ました。 ノルウェーで3番目に大きい氷河FOLGEFONNAの一部分BUERBREEN。 西ノルウェーにある有名な滝の一つLAATEFOSSEN。 LAATEFOSSENを眺めてたら虹が出ました。 ノルウェーで一番ツーリストが多く訪れる滝 VOERINGFOSSEN。 今日の新聞にロシア人のツーリストが この滝に転落して死亡とのニュースが出てました。 おそろしー。