神戸魂

ガンバ大阪 0 ー 1 ヴィッセル神戸
  【得点者】G大阪： ー
                   神戸：ペドロジュニオール(14分)

最高の勝利。

ただ、さすがに疲れたね。
アクセスの悪さ、駅からの距離、暑さなどには悩まされた。
それでも今年一番の盛り上がりの良いゲームだったのは間違いない。

スコアが示す通り、きわどい勝利でもあった。
PKもあったし、決して内容は圧倒していない。
どう転んでもおかしくなかったとも言えるぐらい。
でも、あえて完勝と言って良いと思う。

やるべきことをやってくれたからね。

この試合の重要性を、
ガンバを倒す価値を、
ガンバに勝つ喜びを、
しっかり認識して戦ってくれた。
これが何より嬉しいこと。

勝利の一番の立役者はスンギュ。
圧巻のパフォーマンスだった。
東口も悪くなかったけど、キーパーの出来は勝敗を分けた。
アジアNo.1GKの実力は伊達じゃないよ。

両CBも良くやった。
どちらも久しぶりだから、不安はあったけどね。
足をつりながらも良く頑張った。

特に岩波は良くやった。
体を張った守りだけじゃない、決勝ゴールにも直接絡んだ。
あのゴールも岩波が粘ってシュートを打ったから生まれたもの。
決めたのこそペドロだけど、岩波のゴールの様なものだと思う。
リオでの悔しさを全てぶつける、見事な活躍だった。

ブラジルトリオも好調だ。
ニウトンもチームにフィットし持ち味を出せてきた。
ペドロもキレのある動きを見せるなど、コンディションが上がってる。
レアンドロはシュートこそ1本に終わったけど、それを感じさせない幅のあるプレーを見せてくれた。

中坂は積極的に仕掛けて、決勝ゴールの起点になった。
売りのゴールに直結するプレーが出せてきてる。
ボールをキープするところ、散らすところのバランスも絶妙だった。
その活躍も驚きではなくなってきたね。
そして、橋本も戦えるゲーム体力が付いてきた。
攻撃はもちろん、守備での安定感は大きな力になっている。

ほんとチームとしての流れは良くなってきたね。
これで年間成績も五分に戻せたから、次勝つかどうかは大きいよ。
次の勝敗がシーズンを大きく分ける大一番になる予感がする。

さあ次は浦和。
リーグ戦、カップ戦と続く3連戦の幕開け。
去年の鹿島3連戦と同じく、実力上位との大事な3連戦。
もちろん去年と同じ過ちを繰り返してはいけない。
先ずは、何より初戦が大事だから。
この勢いをぶつけてやるしかないね。

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