神戸魂

試合後に挨拶に来た都倉賢。

高さと強さを全面に出すのも変わらない。
ガムシャラなのも変わらない。
ややテクニックが乏しいのも変わらない。
少しプレーがラフ気味なのも変わらない。

前半だけでハンドを3回も記録。
右手で岩波をエルボーで倒し、左手でハンドなんてこともあった。
まさに都倉らしさ全開の場面だった。
ノーゴールに終わったけど、変わらない姿にほんと安心した。

久しぶりにチャントを歌えたのは嬉しかった。
今でもみんなが都倉を好きなのが伝わって来た。
私も今でも大好きだから。
気持ちを伝えられて良かった。

神戸の時も言ってたけど、お前はやれば出来る子やから。
お前にしか出来ないようなミラクルな恩返し弾を味わえる日を楽しみに待つよ。
川崎にだけ味あわせて、俺たちには無しなんて寂しいから。
頑張れとっくん、来年もJ1の舞台で戦おうぜ。


ファイティングスピリット賞はスンギュ。

正直に言えば、受賞は予想外だった。
いつも通りのパフォーマンスで、特に活躍した印象はなかったから。
でも、後で映像を見返したら考えが変わった。

危ない場面を何度もビッグセーブで防いでくれていた。
立ち上がりのDF陣が不安定な場面、後半の札幌の猛攻も完壁に防いだ。
これはスンギュの力があってのこと。

いつも通りと言えばそうだけど、レベルはほんと高かったし、勝利への貢献は大きかった。
納得の受賞だね。

実力に関しては疑う余地はないよね。
高さ、速さ、強さ、技術、強い気持ち、GKに必要なものを全て備えている。
代表の正GKも奪い返し、W杯予選敗退の危機に瀕した母国を救ってみせた。
Jリーグでは間違いなくNo.1のキーパー。
神戸にはもったい無いぐらいの選手と思える時もあるぐらい。

プレー以外でもスンギュがいてくれて良かったと思うことがある。
それは、韓国を身近に感じさせてくれること。
スンギュの存在は私の中での韓国の印象をかなり良くしてくれている。

残念だけど、韓国とはお隣だから、ややこしいことが多い。
過去の歴史的な経緯もあり、素直に向き合えないことも多い。
いたずらにナショナリズムを煽り、お互い反感を育てていることもある。
隣人との付き合いは、ほんと難しいと感じることは多い。

でも、スンギュがいるから気分がやわらぐことも多い。

スンギュは良い奴だから。
あれだけ真面目で一生懸命な奴だから。
誰からも愛されるスンちゃんだから。

仲良くやれるはずだと。
きっとお互い分かり合えるはずだと。
いや、やれないはずがないと。

スンギュのことを思えば冷静になれるし、前向きにもなれる。
だから過激な報道や偏った意見を聞いても大丈夫。
やはりスポーツは最も身近な国際交流なんだね。
ありがとうスンちゃん。
これからも私にとって一番身近で大好きな隣人でいて下さい。

ランキングに参加中です。更新の励みになりますので、
よかったらクリックお願いします↓ また感想なんかも、お気軽にお願いします。

にほんブログ村