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カテゴリ:音楽鑑賞
サントリーホールでの都響の定期演奏会に行ってきました
モーツァルト:ピアノ協奏曲第8番 ハ長調 「リュッツォウ」 ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 指揮 エリアフ・インバル 児玉桃(Pf) ピアノ協奏曲第8番は1776年の4月にザルツブルクの音楽愛好家 リュッツォウ伯爵夫人からの依頼で作曲 リュッツォウ伯爵家はザルツブルク大司教ヒエロニュムス・フォン・コロレ ドの親戚にあたる名家であり(夫人はコロレドの姪にあたる)、 その夫人はモーツァルトの父レオポルトからピアノを習ってました 夫人はアマチュアのピアニストであり、そのためモーツァルトはピアノの 独奏パートは技巧的に考慮して易しく書かれています 華美な表現、過度の抑揚はありませんが 全体的に優しく穏やかな曲想です モーツァルトの真摯な気持ちと、リュッツォウ伯爵夫人への気遣いが 温かい気持ちにさせてくれる曲です ブルックナーの7番は円熟期の作品で 同じ主題を何度も執拗に繰り返す 聴きよう(演奏)によっては退屈なのですが、とにかく熱かった! 指揮のインバルさんの歌というか唸り声が2階席まで聞こえてくるほど 入魂のタクトでした 第2楽章の弦の響きと音のうねりはトリハダものでした 全曲を通じて深い響きの弦を取り囲む金管の理性ある咆哮 かなり鳴らしていましたが、音色も崩れず 心地よいfffでした 木管も相変わらず存在感を見せていました ワーグナーチューバ4本を加えたフルオーケストラでも木管楽器がしっかり 聞こえていました 今回はブルックナーでしたが 9月からいよいよマーラーチクルス突入です 楽しみだなぁ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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コバケンさんが唸るのは知ってて、その唸り声が大きくなったのは知ってたけど・・。
二階席まで聞こえるのなら、ちゃんと腹式呼吸で唸ってるんでしょうね。 とっても熱い指揮をするとつい唸っちゃうのでしょうか? 唸り付きでその指揮者の演奏なんと思います。 (2012.04.21 10:00:14) |