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カテゴリ:マンション・ライフ
「森口氏の論文・研究、東大病院などが検証開始」(読売新聞)
京大山中教授が、ips細胞の研究でノーベル賞を受賞された。 ご同慶の至りでございます。 めでたい続きで、すでに臨床応用を6例も実施した方が出てきた。 すごい事・・・・・・らしい。
「ips」が分からない。 当然、手術の難易度も分からない。 報道を見聞きしてなんとな~く「はぁ、そんなもんですか。」程度には理解した。 ところがその「臨床応用」が誤報だった。 やったと主張する人物が「ウソ」を言ったからだとか。
最初に(?)すっぱ抜いたY新聞は「誤報でした。」とお詫び。 Y新聞を先頭に(?)今度は「白状せよ!」報道が過熱。 そりゃ、メンツを潰されたマスコミにしたら、ウソつき野郎許すまじ。 追求の手はキビシィ~。
えぇねんけどねぇ。 それほど、ウソの追求を厳しく出来るのなら、何故、最初に裏づけ取材をもっと徹底しなかったのか。 「臨床応用成功」から「ウソでした。」までほんの数日。 最初にやっていれば、記事になることさえなかったかもしれない。
事件があるから、報道されるのではない。 報道されるから、我々は「事件」を知る。 マスコミが報じなければ、あった「事件」を知ることも無い。 だから報道の責任は重い。 同時に、見る側は「報道」を鵜呑みにする危険を、認識しておく必要がある。 平気でウソを報道し「我々だってだまされた被害者なんです。」とうそぶく。 挙句に「その代わりといってはナンですが、必ずウソを暴いて見せます。」と大張り切り。 それって、世間では「マッチ・ポンプ(自分で問題を起こしておき、自ら解決することで賞賛や利益を得ること。)」って言うんじゃないの?
今回の「ウソ」報道、マスコミは自分たちも「被害者」側に立つために、何としても「ウソ」をついた人物を「悪人」に仕立て上げなければならない。 「『名誉欲に溺れた人物』にだまされたかわいそうな報道陣」ってな結論に導くために、加害者から、「ウソ」である事実(?)を引き出そうとモーレツ取材。
自分達だって、「他社を出し抜く」欲と道連れで、ロクな裏づけ取材もせず報道した加害者側の人間なのに、被害者面しようとは厚かましい。 あやまって済んだら、ケーサツいらんでぇ。
これが、報道だけで「排日運動」の起こる某国なら、いまごろ嘘つきセンセーは暴徒によって、ドエライ目に合わされていたかも知れない。
「松本サリン事件」の時も、農薬をブレンドすればサリンが出来るんじゃないの程度の田舎警察の浅知恵を鵜呑みにして、「難しい内容」の裏づけ取材もせず、被害者を加害者に仕立て上げた。 「反省だけなら、猿でもする。」と昔のテレビ・コマーシャル。 猿でも出来る反省をしないマスコミとは何者なのか? 少なくとも「被害者」ではない。
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最終更新日
2012年10月16日 09時30分28秒
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