横浜レンガ倉庫で晩飯。

その前に記念似顔絵。

「記念に似顔絵でも描いてもらおか？」

「幾ら？」

「幾らやろ？」

「高かったら、いらんわ。」

「そやなぁ。」

２階の店に行ったら画家さん、ご不在。

１階にもあるらしい。

地図が描いてあった。

「１階にもあるで？」

「遠い？」

２階から1階に行くだけ。

遠い訳が無い。

行きました。

オにーちゃんが座っていた。

「幾らですか？」

「お一人様、２，０００円です。」

「二人なら？」

「４，０００円になります。」

そりゃそうですわなぁ。

簡単な足し算です。

「どうする？」

ニョーボが財布の中を確認し「いぃんじゃない。」

席に座って、やや緊張。

「動いても大丈夫ですよ。」

さよか。

「オニーさんは・・・。」

「おねーさんは・・・」

画家さん、私をオニーさんと呼び、ニョーボをオネーさんと呼ぶ。

なんか、こそばいなぁ。

「オネーさん、ハーフ顔してますねぇ。」

おぉ、営業トーク炸裂。

「あはは、イヤだぁ。」

ニョーボ、本気で照れてる。

お世辞やがなぁ。

画家さん、なあなかやるなぁ。

「私は？」

「ふつーです。」

まぁ、そうですわなぁ。

画家さんにチラチラ見られて「なんか、テレるなぁ。」

「皆さん、そうです。」

さよか。

ナンじゃら、カンじゃら話している間に「出来ました。」

ニョーボ大笑い。

「特徴、とらえてる！」

そうかなぁ。

まぁ、えぇわ。

「記念写真、撮ってもいぃですか？」

「あぁ、いぃですよ。」

ニョーボの肩を抱き寄せて、写真に収まった。

「ラブラブですねぇ。」

せめて写真だけでも。

「良く似てるわ。」

なんか、ダレてる気もするが、まぁ、えぇか。

記念にはなりました。

横浜レンガ倉庫の１階の絵描きさんの写真の中に、オッサン・オバさんのラブラブカップルの写真があれば、ヒョットしたら、私とニョーボかも。

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