Kimono Ponchoのブログ

こんにちは

いつもご覧頂き、誠にありがとうございます

さて本日は、最近頂いた、「古着のお直し」のご注文のご紹介をさせて頂きたいと思います

ご依頼下さったのは、私の着物友達で、時々着物イベントでお会いする、とってもおしゃれな男性です

ご依頼内容は、「黒留ナイトに着る黒留袖を、対丈に変える」というもの
「黒留ナイト」というのは、ドレスコードが黒留袖のパーティーで、なんと、男性も黒留袖を着て参加されるんですね～

このお友達は、過去にも「黒留ナイト」に参加されたことがあるのですが、その際は、古着屋さんで購入された、女物の（つまり、おはしょりがある分、男性にとっては身丈が長すぎる）黒留袖を、なんとかかんとか角帯の位置でたくし上げて着られたそうなんですが、どうしてもずり落ちてきて、大変だったそうで、今回、その黒留袖の対丈へのお直しをご依頼下さったわけです

ただ単に身丈を短くするだけなら、子供着物の「腰あげ」のようにタックを入れるだけでも短くはなるのですが、せっかくなので、内揚の位置を男着物の位置まで下げて、「パッと見」は男着物のようにすることになりました

ただし、パーティーで着るだけなので、細かい部分、例えば袖が「人形」ではなくて「振り」になっているとか、身八つ口が開いているとかいう部分は、そのままで良しとすることになりました

・・・ということで、お直しを始めまして、前回は後身頃と左前身頃の身丈を調整したところまでご紹介致しました

それでは続きをご覧くださいませ～

続いて、右前身頃も男着物の内揚の位置で調整分を入れ込んで・・・



衿のほどいた部分を付け直します
衿は、お客様がご自分で工夫されて、広衿を半分の幅に折って、両面テープで留めておられましたので、そのままのカタチにさせて頂きました
お客様が望んでおられない部分に手をかけることは、不必要な工賃を発生させることになるので、私は極力避けるように心がけています



うんかっこいい

黒留ナイト、存分に楽しんで頂けますように～

・・・ちなみに、今回のお直しは、衿の下半分と、左右の袖裏の袖付けの縫い目を半分ほどほどいて、そこから手を入れて直しました比翼は衿先以外はほとんどさわっていません

袷着物のお直しは、むやみに不必要な場所の縫い目をほどかなくても、必要なところだけをちょっとほどけば、かなり大規模なお直しもできますよ

これをご覧になって、ご興味をお持ち頂いたお客様、是非Etsy KimonoPonchoCom の「Request Custom Order 」ボタン、または、当店のホームページの「お問合せフォーム」、または、フェイスブックページのメッセージ機能から、お気軽にお問合せくださいませ～

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