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カテゴリ:歳時記
こんばんは ◇九月===================================================== <長月(ながつき)> 「ながつき」の由来は、「夜長月」の略が一般的です。 他に、収穫にちなんで「稲刈り月」が転訛した説、あるいは、 「長雨月(ながめづき)」を略したという説があります。 ◇秋のお彼岸================================================= 夏の暑さも和らぎ、朝夕には涼しさを感じるようになるのが秋のお彼岸。 お彼岸は昼の時間と夜の時間が同じになり、太陽は真西に沈みます。 真西と言えば極楽浄土のある方向です。 四天王寺の西門は彼岸の中日に沈み往く太陽を拝む場所として知られており、 まるで西門そのものが極楽へと通じる門のようになります。 現在では仏教と関わりの深いお彼岸ですが、元々は太陽信仰から始まった 習わしであるとされています。 私たちの先祖は大地の恵みを育てる太陽の力に感謝し、昼夜の時間が一緒に なるこの日、特に太陽に感謝したのでしょう。 秋彼岸の「彼岸」とは彼方(かなた)の岸、つまり向こうの岸のことで、 悟りや浄土の世界を意味しています。 太陽によって生かされていると感じる時、彼岸に一歩近づくことが できるかもしれません。 ◇生活の中の仏教語============================================= <十五夜> 私たちのご先祖様はお月様が大好きで、月に様々な名前を付けて楽しみました。 その代表的なものが十五夜、つまり満月です。 満月前夜の月は「待宵(まつよい)の月」と呼び、十五夜の翌日の月のことを 「十六夜(いざよい)の月」と呼びます。 「十六夜(いざよい)の月」の翌日は「立待月(たちまちづき)」、その翌日は 「居待月(いまちづき)」、さらにその翌日は「寝待月(ねまちづき)」と呼びます。 つまり、月に思いを馳せ、月の満ち欠けに心を託していたのです。 陰暦九月十五日の満月は特に「仲秋の名月」と呼ばれます。 秋の月は「名月」であり「明月」。月の光を楽しみましょう。 ◇秋の名句================================================= 「川ぞひの 畠をありく 月見かな」~ 杉山 杉風 ~ 「淋しさを 猶の紫苑の のびるなり」~ 正岡 子規 ~ 「又ことし 松を寝待の 月出でぬ」~ 小林 一茶 ~ 9月も よろしく お願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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