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税理士さんにお願いする目安は。
1.二つ以上のレーベルで仕事している。 2.年8冊以上出版している。 3.増刷が三ヶ月連続でかかった。 4.他社からの依頼が連続で来た。 5.シリーズが4冊目になった(売れ行きが悪いとシリーズは三冊目までで終了する)。 6.編集との打ち合わせ場所が、ファーストキッチンからフレンチレストランになった(打ち合わせの飲食費は出版社持ちなので)。 7.自分から編集部に出かけていたのが、編集が家の近くまで逢いに来てくれる。 8.先生と呼ばれていたのが(編集は作家の名前を忘れたとき先生と呼んでごまかす)名前で呼ばれるようになった。 9.編集部からお歳暮がきたー! なんか怖いんだけど食べていいの? マジで? 食べていいです。毒は入ってません。 10.「締め切りキツイです。あと三日延ばしてください」と電話したときに「いいですよ。三日とはいわず、3カ月遅らせましょう。いっそ発売ナシにしましょうか」と言われて泣きながら「絶対に納期までにあげます」と答えていたのが、「書けたところまで送ってください。イラスト指定、先に出します」と言われた。 11.編集長が逢いたいと言っていますと担当者が言った(たくさん書いている作家は編集長と会食することを儀式にしている版元があるのです)。 こんな感じでしょうか。 会社員は足し算ですが、小説家はかけ算なのだそうです。ひとつのヒットが新しい依頼を呼び、それが新たなヒットになり、読者が増え、依頼が来て、倍々ゲームで増えていく。いったん勢いがつくと、加速度的に仕事が増えていくそうです。 (私はさっぱりかけ算にならず、よくて足し算、悪くて引き算なのですが、そういうものらしいですよ) なお、ジュブナイルポルノ「だけ」を書いてる場合は、税理士さんにお願いする必要はないでしょう。ジュブナイルポルノは大外れもないけど、大売れもしないジャンルなので、売れすぎて税金が払えないというのはありえません。 実は大売れした場合の話は、よくわからないまま書いてますので、興味のある方はご自分で調べてください。私は大売れした体験ゼロの貧乏作家なので、大売れしたときのこと、知らないのでした。 それにわかつきはアホですから、知らずにウソ書いてるかもしれないですよー。 ポイントのおさらい。 1.小説家志望者はレシートを溜めましょう。 2.新人小説家は確定申告しましょう。 3.中堅になったら税理士さんに頼みましょう。 次は、税理士さんの探し方と、参考書籍の紹介をしますねー。 これらのエントリは、小説家志望者の方に向けて書いています。編集者が言ってくれない部分なので、小説家になりたい人は読んでおいてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.09.28 11:02:05
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