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逃げ上手の若君がアニメになるそうです。
逃げ上手の若君 1 (ジャンプコミックス) [ 松井 優征 ] 私は月曜の朝、週刊少年ジャンプをウキウキと買いに行くのですが、この連載が始まったときはびっくりしました。主人公の北条時行は武士なのに、「少年は逃げて英雄になる」。 時代小説も書いている私には、逃げることを肯定する価値観は驚きでした。でも、面白いんですよ。長い連載になって、アニメ化も発表された。 YouTubeを見ていると、強風オールバックというボカロ曲が目立つところに出ています。 3000万回再生で、若い人たちが喜んで見ているようです。 「歌ってみた」も、ショート動画も多いですね。 風が強すぎて進めない。地下に潜りたい。天気がいいのに終わったわ。後ろ向きな歌詞が明るく前向きな曲調で歌われています。 困難(強風)に立ち向かうのではなく、受け流そう、逃げよう、というのは、今の時代の空気感なのかなぁと思っています。 私はバブル世代なので、困難には立ち向かおうとします。強風の中を進んで行こうとします。 でも、Z世代はそうじゃないのかも。困難は逃げる。やりすごす。受け流す。そしてしたたかに生き残る。 それでいいのかもしれないね。勝つのは最後まで生き残ったやつだから。 作家である私は、時代の空気を読んで、自分を変えていかなくてはなりません。時代に合わせて自分を変えることができないなら、消えていくだけだから(もう消えかかっているという説もあるけど気にしない)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年07月02日 09時17分38秒
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