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奈良の平城宮跡の朱雀門で、能の舞台がありました。
天平たなばた祭りというお祭りの出し物のひとつで、入場料は500円。 サイトはこちら はじめて能を観たのですが、おもしろかったです! キラキラ、派手派手! もふもふ!! えー。能ってこんなに派手な舞台だったの!? 宝塚の男役トップスターのトークイベントもあったので、ファンの方がたくさんいらっしゃったようです。 私は、まあ500円だし、能って観たことないし、お祭りのおまけのつもりで気楽に観た。 あの舞台で、能を目的にきた人は、少なかったのではないか。そう感じました。 でも、みんな、ぽかんってなった。誰も席を立たなかった。寝てる人も皆無。 みんな夢中で舞台を観ていた。圧倒されていた。 三蔵法師が「大般若」経をもらいに来る話です。 ところが、三蔵法師の前に、綺麗な天女や龍の化身が立ちはだかる。 仮面をつけているからでしょうか。二人の天女は、清楚でかわいらしいのに、セクシーでどこか怖くて、三蔵法師を堕落させようとしているように見えた。 飛んだり跳ねたりするわけではない。歌も昔の日本語なのでよくわからない。でも、キラキラの着物や、滑るような動きは美しかった。 龍が二人出てくるんですが、この龍が派手! 怖い顔の仮面をつけていて、三蔵法師に嘘のお経を渡してからかいます。でも三蔵法師はくじけない。 最後に出てくる神様が、大きいの! 舞台をうわーって覆いつくすほど大きく見えた。存在感の大きさが、大きく見えたんだと思うのですが、ほんとうに神様だった。 しかももふもふ!毛皮のコートみたいなのを着てるんですけど、キンキンキラキラの衣装と怖い仮面と毛皮のコートと白髪で、派手派手で、威厳がありました。 朱雀門のあの舞台は、神様が立った瞬間、空気が変わった。神様の国でした。 結局神様は、三蔵法師にお経をプレゼントします。三蔵法師はお経を入れた大きなリュックを背負って朱雀門を通って帰っていきます。 能って、庶民の娯楽だったんですよね。それも、飛鳥時代に生まれた猿楽から、千年以上も残っている娯楽なんです。そら、面白くて当然やわ。 次はちゃんと舞台を見よう。奈良は能の発祥の地で、舞台もたくさんあるみたいです。私の知らないすごいことって、世の中にいっぱいあるんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年08月21日 09時29分43秒
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