UNIXまたはUNIX互換OSではルートディレクトリに配置されるいくつかのディレクトリに、システム関連コマンドや設定ファイルが置かれている。
/bin | 基本コマンド |
/lib | コマンドのライブラリファイル |
/dev | 機器ファイル |
/etc | システム関連の設定ファイル |
ネットワーク接続を可能にするには、ホスト名やドメイン名などの基本情報及び名前解決に必要な情報を設定するために、いくつかの設定ファイルを適切に書き換えなければなりません。下記はRed Hat Linuxにおいて使用する設定ファイルの例。
ファイル名 | 説明 |
/etc/sysconfig/network | ネットワーク環境の基本情報として、ホスト名、ドメイン名、デフォルトゲートウェイのIPアドレスなどを設定する。 |
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 | ネットワークインターフェースに関する情報として、インターフェースに割り当てられるIPアドレス、ネットマスク、ネットワークアドレス、ブロードキャストアドレスなどを設定する。 |
/etc/hosts | 名前解決用にホスト名とIPアドレスや、ローカルホスト名とループバックアドレスを設定する。デフォルトではDNSの設定より優先される。 |
/etc/host.conf | 名前解決を行う順番を指定する。デフォルトではこのファイルで/etc/hosts/がDNSサーバへの問い合わせより優先されるように設定されている。 |
/etc/resolv.conf | 名前解決のためにどこに問い合わせるかを指定する。ドメイン名、プライマリネームサーバやセカンダリネームサーバのIPアドレスを設定する。 |
/etc/services | サービス名とそれに対応しているポートの番号を設定する。 |