不滅の李舜臣大河ドラマ「不滅の李舜臣」について 「不滅の李舜臣」は今まで韓国人が認識してきた「英雄・李舜臣」ではなく、苦悩する「人間・李舜臣」を描いたドラマです。 忠武公李舜臣は世界4大海戦の一つである「閑山島海戦」を指揮したり、私たち日本人でもその業績を知らない人はいないでしょう。 その生涯を追いながら、一人の人間としてこの耐え難い世の中をどのように戦っていったのか、孤独で、純粋な魂に触れるときに、現代という荒波にもまれている私たちに問い掛けてくる力強いメッセージを感じる事ができるドラマです。 原作:「刀の歌」(キム・フン)「不滅」(キム・タックァン) 「不滅の李舜臣」は毎週土・日曜の9時30分、KBS1です! お楽しみにね! +++私が「不滅の李舜臣」をすきなわけ+++ 最初は普通程度の関心でした。放映前に「刀のうた」を読んで、感動していたけれど、新しい李舜臣像という観点でドラマを描くという事に対しても「ふーん」程度だったし、「花より美しい」で恋人の兄を誤って殺してしまった不運な男を熱演した「キム・ミョンミン」氏が李舜臣役というのもピンときていませんでした。 (それまでキム・ミョンミン氏って知らなかったし) 最初1話から4話まではいきなり露梁海戦でそれなりカッコよかったし、幼少時代の舜臣君もかわいかったけれども、青年時代はいまいちでした。それは多分架空の人物であるミジンを登場させ、ちょっとでたらめな方向に引っ張って行ったからだと思います。 しかしミジンが死んで李舜臣が武官の道を歩む頃から、だんぜん面白くなってきました。 面白い! 李舜臣の武官としての、人間としての苦悩が伝わってくるではありませんか!! そしてキム・ミョンミン氏の李舜臣!将軍がのり移っているのではと思えるほどのはまり役です! そんなミーハーな理由だけではなくて、日本人としても見るに絶える事ができる作りになっているような気がします。 7年戦争は本当に残酷な戦争でした。でも戦争とは元々略奪と殺戮をするものであるので、残酷になるのは仕方の無い物なのです。 責任はその戦争を防ぐ努力をしなかった者達にあると思います。当時の朝鮮王朝はあまりにも状況に対して無知であり、自分の懐を潤す事しか考えなかった輩が多かったのです。 ですから7年戦争は内から出た戦争だったともいえるのではないのでしょうか。 もちろんもてあました戦力を隣国に向けた秀吉の誇大妄想も原因の一つですが、製作者が今の韓国の状況を示唆しながら、反省を促しているような姿勢が感じられます。 将軍の姿、また周りの部下たちの姿を見ながら、人としてあるべき姿勢を考えさせられます。 将軍は時には軍規を乱す者達を厳しく罰した反面、ある時は慈悲深い万民の父でもありました。 万民を守るために、敵を最後まで追って死んだ将軍。息子達に時代の波にも勇敢に立ち向かえる子供に育って欲しいと思いながら、楽しみに見ています。 めにゅう 登場人物 1-4話 あらすじと感想 1 2 3 4 5 6 7 8 91011121314 |