野鳥との日常生活を綴る

やはり、宗教的なニュアンスも感じる13日の金曜日の晩にフランスで起こった同時多発テロ。100人以上の方が犠牲になるという凄惨な事件が発生しました。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2635540.html

　シリアからの難民を受け入れ、ISとの戦いを宣言するとともにその報復として攻撃。但し、戦闘地域ではなく、一般市民を巻き込んだ無差別テロ攻撃！これはもうまさに戦争への突入を伺わせる事件です。全面戦争の引き金を引いたとしか思えないのですが、相手が何せ勝手に国を宣言してはいても全く国家としての形を成していないただのテロリスト集団。

　犯人を逮捕するだけでは収まる訳がないのですが、その先は何処にいる誰を攻撃すればいいのか分からない戦争になる。
　こんな空を掴むような戦争の形態は今までにない戦いになることでしょう。9.11の時のアメリカは取り合えず首謀者としたビン・ラディンを倒すことを目的として掲げることが出来ましたが、現在のISにはそのようなはっきりとした国家元首も主導者も今までにニュースにすらなったことがありません（私が知らないだけなのだろうか…(・_・;)）
フランスは具体的どこの誰を相手に（ISとは言っていますが）戦えばいいのでしょうか？犯人を捕まえたところで、第2第3の犯行が起こるのは自明の理であります。フランス、ついてはヨーロッパの各国がこれから抱えていくであろうこの問題はとてもとても根深いものになるのでしょう。

　ところで、わが国日本はまだ暫く「蚊帳の外」的に傍観することができるでしょうが、それもいつまでも続く訳ではないと思われます。難民の受け入れがその内国際社会的に対応せざるを得ないとも限りません。また、近い将来、主要な国際大会や協議の開催が予定されており、格好のテロの標的になり得ること。
　東京や大阪、名古屋であのような惨事が起こった時に日本政府はどのような対応が出来るのでしょうか？今からとても不安に駆られてしまいます。

　世界的に見ても将来性はドンドン悪くなっていく一方にしか見えないのは私だけなのでしょうか？