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April 20, 2011
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カテゴリ:ひと
 永井隆先生

 

今日のタイトルの「如己愛人」

皆さん、ご存知と思いますが

「己(おのれ)の如(ごと)く人を愛する」と言う意味です。

 

それとは、視点が違うような気がしますが

今世での私の課題が もしあるとしたら

自分と他人の境目を大切に、でしょうか?

 

入院した時、ときめきトゥナイトを読んでいた事は 前に書きました。

そこに出てくる蘭世ちゃん(だけでなく、多くの登場人物が)

愛する人を命がけで助けようとするんですよね。。。

それで死んでしまったり。

また生き返ったり。

 

マンガ家の池野恋さんは、マリア様的な

「愛」の象徴であってほしいと 蘭世を描いています。

  マンガの中でも、最後の戦いは、蘭世が相手を母性で受け入れることで

魔界に勝利をもたらします。

 

何が言いたいのか?と言うと  うまくまとめられるかな?

「如己愛人」と言う言葉を知るきっかけになった

 
 
以前紹介した 長崎の原爆を受けて生き延びた
 
看護士さんの本「凛として看護」に 登場されるのですが
 
これが又、凄い方なのです。。。
 
 
放射能医学を専門に学び、
 
長崎医科大学助教授、物理的療法科部長に就任
 
当時、放射線災害予防については
 
次第に有効な方法が考え出されていたけれど
 
戦争で多くの患者を診療するとなると
 
レントゲン医学者の被爆量が 身体の限界を超え
 
亡くなる場合もある-
 
それを覚悟の上で、仕事を続けられました。
 
 
そして その胸を、奥さんとなる方に詳しく話し、
 
万事承諾の上で結婚、二人の子を授かります。
 
この奥さんも、凄い方です。。。
 
 
戦地へ借り出されて人手が足りない中、
 
一人で幾つもの仕事を抱え、やがて永井先生も白血病に。。。
 
 
その事を奥さんに伝えると
 
「生きるも死ぬるも神様の御栄えのためにネ」
 
二人の幼子の行く末について相談したら
 
「あながた命をかけて研究なさったお仕事ですから、
 
きっと子ども達もお志をついでくれるでしょう」と。
 
それを聞いて、永井先生も落ち着きを取り戻されました。
 
 
その矢先です。
 
長崎に原爆が落ちたのは。
 
ご自身も、ひどい怪我を負われている中
 
永井先生は皆を指揮し、患者を助けます。
 
従来の白血病に、原子爆弾症が加わったのに
 
 「その絶望は半日もつづかなかった。
 
原子爆弾症-この新しい病気を研究しよう!
 
そう心に決めた時、それまで暗く圧しつぶされていた心は、
 
明るい希望と有機にみちみちた。
 
私の科学者魂は奮い立った」
 
と、著書の「この子を残して」に書かれています。
 
 
 
どこまでお強いのだろう。。。
 
永井先生も奥様も、クリスチャンで深い信仰があるからでしょうか。
 
もちろん先生も人間なので、心配することもあります。
 
 でもだからと言って、その強さが無くなるわけではないのです。
 
 
 
まずは自分を守って。
 
自分が元気じゃないと、相手も助けられない。
 
その通りだと思います。
 
 
でも、前回の入院から 今回の震災を経て
 
ずっと考えて思ったことは、
 
自分を大事にするのも、相手を優先して大事にするのも
 
「結局、その人の選択なのだ」と言うことです。
 
誰の命も一番大事。
 
どうにもならない状況で選ばなければならない事が、
 
時にあるのではないか?と言うこと。
 
 
それは、良い悪いで判断できることではなく
 
もっと深い何かが、そこにはあるような気がします。
 
 
もちろん、
 
そんな状況が訪れないに越したことはありませんが。
 
 
でも、私は蘭世ちゃんじゃないので
 
生き返るなんてことは、あまり無いだろうから(爆)
 
普段は、一線を引きたいと思いますウィンク
 
 
などと、今の私は考えてるのですが
 
十年後の私は、どうでしょう?
 
わかりません(笑)
 
 
 
 
 







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Last updated  April 21, 2011 07:18:00 AM
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 長崎の鐘という   tamaco さん
永井先生の本、読んだことがあります。

確かにそうですね。「夜と霧」のフランクルもそうだけど、自分はどういう存在で、何を大事に思うか。という理念が、困難な状況の中で、逆にその人を支えることになる。のではないかと、最近よく思います。

自分は精神科医だ。と思うことがフランクルをナチスの収容所の悲惨な生活から精神的に救い、

自分は医者だと思うことが永井先生を強くした。

結局崇高な利他行為などは存在せず、みんな救っているのは自分自身なのかもしれません。

でもそれがほんとうの如己愛人ということなのかも! (April 20, 2011 11:03:15 PM)

 Re:長崎の鐘という(04/20)   おんぽたんぽ さん
tamacoさんへ

>永井先生の本、読んだことがあります。

そうでしたか。 私は、お名前は知っていましたが
今回の原発で初めて読みました。

>確かにそうですね。「夜と霧」のフランクルもそうだけど、自分はどういう存在で、何を大事に思うか。という理念が、困難な状況の中で、逆にその人を支えることになる。のではないかと、最近よく思います。

>自分は精神科医だ。と思うことがフランクルをナチスの収容所の悲惨な生活から精神的に救い、

>自分は医者だと思うことが永井先生を強くした。

フランクルさんの事は、存じ上げませんでしたが
強い方ですね。。。

永井先生の場合、原子爆弾症を研究できると言うのはきっと魂が震える程の喜びだったのかな?と
推測してます。

>結局崇高な利他行為などは存在せず、みんな救っているのは自分自身なのかもしれません。

そうかも知れませんね。。。

>でもそれがほんとうの如己愛人ということなのかも!

うん、さすがtamacoさん 深いですね。。。

震災で、消防団の方が津波が来るので
水門を閉めにいって、逃げ遅れて亡くなったり。。。

自分の命や家族のためを考えたら
消防団の任務を無視してでも(その町を捨てる
ことになるかも知れませんが)逃げる道も
あった筈。

初めての経験(津波)ではあったでしょうが
命に関わる危険性がある事は承知で、
水門を閉めに行った。。。そこに住む人々のために。

そこで仮に、すぐに逃げたとしても
誰も責められないと思いました。
(責める人はいるかも知れないけれど)

私だったら、どうするだろう?
結局、その場にならないとわからない事
なんですよね。。。 (April 21, 2011 07:08:14 AM)

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