カテゴリ:野鳥
Sturnus vulgaris Sturnidae ムクドリ科 ホシムクドリ 8.5 inch (21.59 cm) モールにて 2006.03.03 ************************************** この辺りではごくごく普通種で、モールや電線の上にたくさん。高速を運転している時などに、すごい群れで、オーロラのような模様を作っている様子が見られます。モールなどで雀と一緒に食べこぼしなんかを食べて、蔓延っています。餌の多い動物園でもよく見かけます。日本の鳥に詳しい親友Takaさんから、日本では皆の見たい鳥だと聞き、驚きました。 自宅近くの公園では、大きな電柱の隙間から入り込んで営巣しているようでした。穴を利用して営巣するキツツキやEastern Bluebirdなど、北米固有の野鳥と営巣地を巡って争い、攻撃的です。公園などでの巣箱設置に際しては、European Starlingの体では入れないように、入り口の直径を1.5インチ以下にするよう工夫しています。 名前にヨーロピアンとあるように、1890年、ヨーロッパからニューヨーク市にもたらされました。ニューヨークのセントラル・パークで放されたのがきっかけで、北米全土に広がりました。その数は、60羽とする説、80-100とする説があります。シェイクスピアのファンだったEugene Scheiffelinという人が、シェイクスピアの作品に出てくる全ての野鳥を北米に連れてきたかったことが、持ち込まれた理由です。シェイクスピアの"Henry IV"という戯作にEuropean Starlingが出てくるそうです。 艶やかな黒い体に白い斑模様のあるムクドリです。嘴は夏には黄色で、冬には黒です。こちらにいると和名を使うことはないので、和名に関心のない私ですが、ムクドリに星とは上手いこと言いますね。白いホシ部分は、羽の一枚一枚の先端部にあります。次の換羽の時期までにどんどん摩耗して黒っぽくなり、摩耗が進んだ夏には黒っぽい体色、換羽後の冬には星が目立つ体色になります。 北米の全域で留鳥、カナダの北方で夏鳥です。地面で昆虫・蜘蛛・ミミズ・生ゴミ・サンショウウオ・カタツムリ・雑草の種子・果実類などを食べます。フィーダーでは種子・脂身などを求めてやって来ます。近くの公園ではピーナツフィーダーにやって来ますが、一羽、二羽・・・と少数。フィーダーよりもモールの方がたくさんで群れています。 幼鳥写真はこちらで。 モールでの撮影は結構恥ずかしい(笑)。 モール駐車場にて。冬羽。 2006.10.09 背後に写っているのは、車のタイヤと影です。 モール駐車場にて。 2006.03.03 モール駐車場にて。 2006.03.03 別なモールにて。 2006.02.01 ************************************** 以下はデジスコ導入前の想い出の作品♪ Smithsonian National Zoological Park, D. C. 2004.03.03 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/10/20 09:40:09 PM
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