Satchanから自然便り

Whorled Loosestrife
Lysimachia quadrifolia
Primrose Family (Primulaceae)　サクラソウ科
お花　1/2 inches (1.5 cm)
草丈　1～3 feet (30～90 cm)
Native


Shenandoah National Park, VA
2006.07.03

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　渡米後、初めて行った国立公園がシェナンドア国立公園でした。イリノイ州から遊びに来ていた親友Takaさんと滝を歩くコースを辿り、このお花を見かけました。その頃に初めて買った図鑑で、初めてコレダ！とわかったのが、このお花です。今年（2006年）、４年ぶりに再会しました。

　葉は輪生（Whorled）につき、黄色いお花の中央は赤く色づいています。蕾が赤みを帯びていて、花びらの縁がほんのり赤いところもかわいらしいです。

　属名は、古代シチリア王国の王Lysimachusに由来し、Lysimachia属の植物を激昂した雄牛をなだめるのに用いたという言い伝えがあります。北米への入植者達は、鎮静剤代わりにこの植物を雄牛に食べさせて、穏やかに仕事を進めようとしたそうです。

　1898年、アメリカ独立の頃のマサチューセッツでは、この花の４枚葉を乾かして、お茶代わりに煎じて飲んだため、Liberty-Tea（自由のお茶）、Wild-Tea（野生のお茶）の別名もあるそうです。


Shenandoah National Park, VA
2006.07.10