Satchanから自然便り

Yellow-rumped Warbler
Dendroica coronata
Parulidae　アメリカムシクイ科
キヅタアメリカムシクイ
5.5 inch (13.75 cm)


Mckee Beshers Wildlife Management Area, MD
2006.10.23

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　メリーランド州では、Warbler（ウォーブラーと発音。「ムシクイ」）の多くが夏に訪れるのですが、この子は北方から冬に訪れてくるムシクイです。rump（お尻）部分が黄色いのが名前の由来ですが、羽の付け根付近も黄色くて、あちこちで絵の具遊びをしてきたみたい。夏の雄は目の回りの眼鏡の黒が濃くなり、頭頂部も黄色くなります。ムシクイ達は動きが俊敏で、写真を撮るのにいつも苦労します。

　東部で見られるYellow-rumped Warblerは、Myrtleというタイプで喉が白。西部には喉が黄色いAudubonタイプが分布しています。今年４月にセコイア国立公園へ旅した際には、喉も黄色いAudubon'sタイプを見ることができました。これらは以前、独立種として２種に分けられていたそうです。カナダ・北米北西部で夏鳥、オレゴン州・カリフォルニア州北部の太平洋岸側で留鳥、カリフォルニア州南部・北米南西部～南東部・東部にかけて冬鳥です。

　主に昆虫を食べ、虫不足の冬には特にベリー類も食べます。フィーダー回りに登場することもありますが稀で、フィーダーから餌をついばむところはあまり見かけません。図鑑によると、フィーダーの脂身・果実などを食べることもあるようです。合衆国で見られるムシクイの中では最も数が多いムシクイです。秋の渡りの観測数も多く、群れで見かけることもあります。


小川へ水飲みにやって来ました。
春、北へ渡る直前の夏羽です。
Monticello Park, VA
2006.04.29


森の中は薄暗く、ブレましたが、
夏羽の色・表情などわかるかな？
Monticello Park, VA
2006.04.29


ブレてますが、小川での水浴び。
Monticello Park, VA
2006.04.29


冬羽。頭頂部がやや黄色いので、雄かな。
Mckee Beshers Wildlife Management Area, MD
2006.02.19


Mckee Beshers Wildlife Management Area, MD
2006.02.19


Mckee Beshers Wildlife Management Area, MD
2006.02.19

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以下はデジスコ導入前の想い出の作品♪


Assateague Island National Seashore, MD & VA
2004.02.07