カテゴリ:花
Anemone americana Buttercup Family (Ranunculaceae) キンポウゲ科 お花 1/2~1 inches (1.5~2.5 cm) 草丈 4~6 inches (10~15 cm) Native Little Bennett Regional Park, MDにて。 2006.03.23 ************************************** サンショウウオ調査のボランティア活動に参加して、あちこちの朽ちた丸太をひっくり返し、サンショウウオを探している時に見つけました。半木陰&明るい斜面で、オーク(カシ)の木の葉に隠れるように、ひっそりと咲いていました。まだまだ肌寒く、お花の少ない季節でしたが、林の中に日が差し込んで少し明るかったように思います。当時、愛用していた図鑑の表紙を飾っていた写真の一つだったので、とても嬉しかった記憶があります。その後、自宅近くの公園のあちこちで葉を見つけ、お花も数カ所で楽しむことができました。 ラベンダー色がかわいらしい春のお花です。コロコロした蕾もまためんこい!(北海道弁「かわいい」)。蕾・葉はもしゃもしゃとした毛で覆われています。冬の間中見られる葉は、3つのlobe(裂片)に分かれていて、角が丸い(round-lobed)です。ほぼ生息域が重なっている類似種のSharp-lobed Hepatica (A. acutiloba)は、葉の裂片がもっと尖っているようです。2種とも、ヨーロッパ種のA. nobilisとかなり近い関係にあり、植物学者によってはこれの変種とする説もあるとか。日本で見られるミスミソウ、スハマソウもA. nobilisの変種のようですね。 一般名にあるHepaticaは、ラテン語で「肝臓」を意味し、3つの裂片に分かれた葉が肝臓の形に似ていたためだとか。形が似ているものは、その治療に用いられることが多かった昔、肝臓治療に良いと思われていたようです。 翌日も見に行きました。曇りだったせいか、 時間帯のせいか、お花はあまり開いていません。 Little Bennett Regional Park, MDにて。 2006.03.24 コロコロした蕾が出てきたところ。 右が肝臓 ("Hepatica")の形の葉。 Little Bennett Regional Park, MDにて。 2006.03.24 初目目の日。 Little Bennett Regional Park, MDにて。 2004.04.05 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2007/02/12 11:06:01 PM
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