Satchanから自然便り

Lesser Scaup
Aythya affinis
Anatidae　カモ科
コスズガモ
16.5 inch (41.91 cm)


手前が雄、奥が雌。
Dyke Marsh, MDにて。
2006.01.19

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　ボルチモアの近く、Havre de Graceという街へGolden Eagle（イヌワシ）を探しに行き、見ることができました。その後、自宅近くのDyke Marshでも十羽くらいの群れに会いました。数年前には、Black Hill Regional Parkで雌だけ見かけたことがあります。

　雄の頭は玉虫色で、側面が白く、背中は灰色に模様があります。雌は茶色っぽい体色で、嘴の付け根付近が白いです。目は雄雌共に黄色っぽいです。よく似たGreater Scaup（スズガモ）より1.5インチ（3.81cm）小さめ。図鑑を見ながら、Greaterか、Lesserか、悩みました。頭の形から、Lesser Scaupと決定（？）しました。掲載写真に間違いがあれば、お知らせ下さい。

　Greaterの頭は丸みを帯びていて、Lesserの頭は後頭部付近に最も高いピーク（角張ったところ）が現れます。背中の色、嘴の幅などにも違いがあるようです。玉虫色の頭は、Greaterが緑っぽくて、Lesserが紫っぽいなどとも言われますが、見る角度、光の当たる角度により、どちらにも見えるとする説も。

　水中に潜り、水面下の植物の種子・巻き貝・昆虫・甲殻類などを食べます。冬には、何千羽もの大きな群れで見られることが多いようです。北米の内陸部を含む南側の地域で広く冬鳥、モンタナ州・アイダホ州・ワイオミング州、アラスカ、カナダのブリティッシュコロンビア州～マニトバ州などで夏鳥です。Greater Scaupは海岸部で冬鳥、アラスカ～ヌナブトなどLesser Scaupより北の地域で夏鳥となるようです。


雄。
Havre de Grace, MDにて。
2005.12.23


雌。
Havre de Grace, MDにて。
2005.12.23