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検察、裁判は司法、警察(公安)は行政だと思うのですが、中国ではこれら三者をどういうわけか一緒に扱います。司法試験でも不正がありますから、今回のような試験で不正があっても不思議ではありません。
しがらみがなく、報復も気にしない小学生に監督させるのは確かに有効ですが・・・。 大人だと色々気を回すことになる公安、検察、裁判部門の幹部選抜の筆記試験で、小学生に試験監督をやらせたところ予想外の効果があった。公平に監督し、現場で25人の不正者を見つけた。 甘粛省武威市凉州区は、公開、競争、優秀者選抜の原則で、全区の公安、検察、法院の幹部、職員の中から24人の副科長級捜査員、裁判員、検察員を選抜することにした。 7月26日、参加条件に合った265人が筆記試験に参加した。公開、透明性を保つために、区規律委員会、組織部の幹部、武威六中の教師から試験監督を選び、さらに16人の小学生を試験官とした。 試験当日は、「小試験官」は真剣に役割を果たし、25人の不正者を発見した。組織部は「これら25人は受験資格を取り消し、成績は零点にする」と発表した。 かつて何度も試験監督をした人は「受験者の不正を発見するのは簡単だ。上から見ていると不正をする人はキョロキョロしているからすぐ分る。だが大人だと色々考える。余り見過ごすと職務怠慢だし、厳しくしすぎると『自分が火傷する』ことになるからだ」 だがこの話を聞いてもよく分らない。これら25人の不正者を小学生が捕まえたとしたら、大人の試験官は何人捕まえたのだろうか? もし大人が捕まえた人数が小学生以下だとしたら、彼らは見てみぬ振りをして、恨みを買うことを子供に押し付けたことになる。 受験者は、公安、検察、法院の副科長級の幹部を目指す「法律の執行者」である。彼らが子供の前で臆面もなく不正をした。不正をしてまで、どうしても合格しようというのだろうか。 「公安、検察、法院の試験を小学生が監督することがジョークだ、それで25人もの不正者が捕まるのはもっとすごいジョークだ、公安、検察、法院の試験で不正をする、こんな品徳のない人たちが法の執行をして不正をしないと信じることができようか?」 子供の純真さが利用されて、人を攻撃する道具に使われたことを考えると、時空を超えて試験場に向かって叫んでやりたい。「子供たちよ、君たちのママがご飯ができたから帰っておいでと呼んでいるよ!」と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月03日 07時42分06秒
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