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　米国で高級車レクサスの運転席のフロアマットが外れてアクセルペダルに引っかかり、事故につながる恐れがある問題で、トヨタ自動車は２５日、米国で販売されているレクサスなど７車種約４００万台を対象にリコール（回収・無償修理）する方針を固めた。トヨタから報告を受け米運輸省道路交通安全局（ＮＨＴＳＡ）が同日、正式発表する。



　運転席側のフロアマットとアクセルペダルを無償交換する。対象車種はカムリやハイブリッド車のプリウス、高級車レクサス「ＥＳ３５０」など。



　米カリフォルニア州で今年８月、ＥＳ３５０が時速約１９０キロで衝突し、乗っていた４人が死亡した事故などがＮＨＴＳＡに報告されており、トヨタが事故原因を調査していた。



　トヨタはリコールではなく、顧客にマットを外すなどの注意喚起を求める「セーフティー・キャンペーン」を実施する方針だったが、これ以上問題が長引けば消費者のイメージダウンなど経営への影響が避けられないと判断。リコールに踏み切ることにした。



　無償交換には４００億円程度かかるとみられるが、トヨタはリコールに備えて５０００億円近い費用を積み立てており、「業績への影響はない」（関係者）としている。




・ トヨタ、ペダル改修　「事故の恐れ」４００万台

・ トヨタにリコール求め提訴　「制御システム欠陥」と米男性

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