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奈良県は、 「動物と楽しく暮らせるみんなの街」という文言を 愛護週間における愛護フェスティバルのテーマというような形で 10年来使い続けてきたのだそうだけれど、 10年を経ても、 県民と動物が楽しく暮らせる状態にはなっていないようだ。 思うに、法律を所管する行政が 今後、10年間に及ぶ動物愛護管理推進計画を策定するにあたっての メインテーマとして「動物と楽しく暮らせるみんなの街づくり」 という感覚的な文言を使うことに加えて、 「楽しい」という表現を使うこと自体に ある種の幼稚っぽさを私は感じてしまう。 県民すなわち動物を飼っている人も飼っていない人も含めて 動物(をペットと限ったとしても)と「楽しく暮らせる社会」というものが そもそも存在し得るのかしら?と疑問に思うし、 奈良県自身もおっしゃっているように、 「動物と楽しく暮らす」という文言の対象にならない動物も また数多く存在している。 だとすれば、 人間の占有ないしは所有下にあるすべての動物を 対象にしたテーマを設定して推進計画を策定するというのが 本来あるべき姿でしょう。 (テーマを設定したいのであれば) いずれにせよ、 「(県民が)動物と楽しく暮らせるみんなの街づくり」 という文言から私たちが理解するであろう事柄は、 動物の愛護管理推進計画という計画において視野に入れるべき事柄と 重なり合わない部分が生じるであろうことは 想像に難くない。 10年間使ってきた文言として 愛着があるのかもしれないけれど 奈良県サンには日本語の使い方について もうすこしじっくり考えていただきたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.07 13:13:17
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