|
カテゴリ:カテゴリ未分類
前々回に少し言及しましたが
奈良県は、今後10年間で取り組む課題として 7つの項目を挙げていて その6番目は、 6)実験動物および産業動物への責任の徹底 となっている。その部分の説明は、 『家庭での飼養動物とは一線を画し、ひととの関係が明白な「利用」と割り切れるものだけに・・・』 というように記述されている。 実験動物等への言及部分は、推進計画案全体からすれば まあ申し訳程度の比重でしかないと思えるけれども、 私などは、家庭での飼養動物だって 明白に利用されていると考えているので、 用途が実験や食肉等であれば 明白な利用と割り切れる・・・という捉え方には賛成できない。 自らの家庭で、 心の安らぎや潤いを得るために可愛がられる動物である 犬猫等を飼っているとして、その動物を自分は利用している と考える人はそう多くないかも知れない。 利用とは考えない理由を聞くと 「だって、家族同様に可愛がってるんだもの!」という 返事が返ってきそうだ。 けれど、繁殖に介入され飼い主の管理の下 飼い主の都合のよいように飼われるわけだから 愛玩利用とかペット利用と捉えるのが正解だと私は思う。 個としてのペット動物飼育者たちを拠りどころにして、 ペットを「様々に」利用する社会形態というものが できあがっているということでしょう。 そのできあがった社会からもたらされる 理不尽な苦痛や死を受け入れざるを得ない 無力なペット動物たちの利益を代弁するためには、 自分の立ち位置というものを しっかり認識しておく必要があるでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.15 22:26:16
コメント(0) | コメントを書く |