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テーマ:虫!(814)
カテゴリ:昆虫(バッタ、コオロギ、キリギリス)
1枚写真を撮ったら、2m程離れたアラカシの枝に飛び移った。高さ3m位の所なので、写真が撮れない。棒で突っつくと、下に降りてきて、今度はヒュウガミズキの内側にある葉の上にとまった。
写真が撮りにくいので、少しチョッカイを出したら、弱々しく地面に落ちてしまった。中肢の付節が内側に曲がったままで地面に付いていないが、それを戻そうともしない。どうやらもう寿命が尽きかけているらしい。
暫くしたらまた歩き出したので写真を撮ったが、もうチョッカイは出さずに行くままにさせた。少しよろめきながら隣との柵の方へとゆっくり行ってしまった。何となく哀れを誘う情景。 さて、この虫一体何者か?ソモソモ私はバッタというものに余り興味がない。だから知識も乏しい。しかし、写真と図鑑を見較べてみたら意外と簡単にサトクダマキモドキであることが判明した。樹上生活をする虫で、為に中々目に付かないという。デュランタのテッペンからアラカシの枝に飛んだのも習性通りと言える。 サトクダマキモドキとは、何か舌を噛みそうな名前である。しかし、漢字で書けば「里管巻擬き」で、「管巻」とはクツワムシのこと。従って、「クツワムシに似た虫で里に居る種類」という意味になる。 インターネットで検索すると、「東京都の昆虫」というサイトに2002年10月の日付で「6年ぶりに小石川植物園で[サト]クダマキモドキを見ることができた。まだ生息していて安心した」とある。このサイトを拝見すると小石川植物園は実に昆虫相が豊富で、我が家などとても比較にならない。しかも今年はその4年後の2006年である。ということは、これは我が家としては相当な「珍種」と言えそうである。恐らく、このWeblog最初にして最後の大珍種となる可能性が高い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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