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2007.06.03
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カテゴリ:植物(草本)


 オオカナダモは所謂「金魚藻」の一つである。神戸市教育委員会の「神戸の水生植物」によると、「金魚藻」と称される植物には以下の7種類があるとのこと。この他にもコカナダモと言うのもあった筈だ。

 1.ホザキノフサモ・・・・・・アリノトウグサ科

 2.フサモ・・・・・・・・・・・・・・アリノトウグサ科

 3.マツモ・・・・・・・・・・・・・・マツモ科

 4.バイカモ・・・・・・・・・・・・キンポウゲ科

 5.クロモ・・・・・・・・・・・・・・トチカガミ科

 6.オオカナダモ・・・・・・・・トチカガミ科

 7.フサジュンサイ・・・・・・スイレン科

 オオカナダモはこれらの中でも最も普通の安価な藻で、誰でも一度は見たことがあると思う。しかし、その花を見た人はかなり少ないのではないだろうか?

 花の花梗は数cmしかないから、水槽の上部にまで藻が達しないと花は咲きようがない。しかも、かなり藻が繁茂して安定しないと花は着かない様に見える。魚を観賞するのであれば、其処まで繁茂させたら魚が見えなくなってしまうので、結果的に花を見る機会は殆どないと思う。


オオカナダモの花
オオカナダモの花.開く前はクシャクシャ(2007/05/29)



 我が家には、ヒメダカの居る大鉢の他に、2個の火鉢を中庭に置いて水とオオカナダモを入れている。本来はメダカを入れる為だったのだが、何回入れてもメダカはいつの間にか居なくなってしまう。原因は良く分からないが、火鉢ではやはり小さ過ぎて夏に直射日光を浴びると水温が上昇し、幾ら藻が繁茂していても溶存酸素量が不足して死んでしまうらしい。今ではもうメダカを入れるのを止めたので、藻だけが空しく繁茂している。

 この火鉢とヒメダカの居る大鉢の両方でオオカナダモの花が咲く。実は、私もそれまでオオカナダモの花を見たことは無かった。初めて見たときは、小さく千切ったチリ紙が飛んで来て、それが鉢に浮いているのかと思った。

オオカナダモの花
オオカナダモの花.開いても拡大して見るとシワシワ(2007/05/30)



 実際、何とも頼りない花で、良く見てみると花弁は皺だらけ。完全に開くと、次の日にはもう萎れて水面に倒れ、やがて沈んで腐ってしまう。

 「オオカナダモ」、と誰がどう言うつもりで付けたのかは知らないが、原産地はカナダではなく南米のアルゼンチン、ウルグアイ、南西ブラジル。雌雄異株で、日本ばかりでなく、北米、オーストラリアなど世界各地に帰化している。しかし、それらはみな雄株だけとのこと。有性生殖ではなく、植物体が千切れることによる栄養体生殖で増えるので、雄株だけでも繁殖出来るのである。

 雄だけで世界に蔓延している生物と言うのは一寸珍しい。







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最終更新日  2007.06.03 11:48:29
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