カテゴリ:linux
同じマザーボード(同じNIC)を持っているのに、WOL(wake on lan)がうまくいくものと、うまくいかないCentOS搭載のPCがあった。
# /sbin/ethtool -s eth0 wol g と入力すると、 Cannot get wake-on-lan settings: Operation not permitted などと出力されてうまくいかないのだ。 何が原因かわからなかったが、仮想ネットワークのせいだということに気がついた。 WOLがうまくいくPCで、ifconfigコマンドを打つと、ethとloだけが表示されるのに対し、うまくいかないPCでは、ethやlo以外にも、ずらずらとネットワークデバイスが表示されていた。 どうも、CentOSのインストール時に、仮想ネットワークをインストールしていたらしい。 そこで、xenという仮想ネットワーク関連のソフトの起動をやめることにした。 # /sbin/chkconfig xend off # /sbin/chkconfig xendomains off この後、PCを再起動したところ、ifconfigコマンドで出力されるデバイスは、ethとloだけになった。 また # /sbin/ethtool -s eth0 wol g と入力しても、何もエラーが出なかった。 シャットダウンした後、ほかのPCから、ether-wakeコマンドで起動した。 もう1台うまく起動しないPCがあった。 これは、asusのP6T deluxeを搭載しているPC。 こちらの問題は、Marvell 88E8056というLANコントローラにあるようだった。 kmod-sk98linというモジュールを使えばうまくいくようだったのでやってみた。 まず、ELRepoの追加。 # rpm -Uvh http://elrepo.org/elrepo-release-5-3.el5.elrepo.noarch.rpm kmod-sk98linのインストール。 # yum install kmod-sk98lin /etc/modules.confの編集 以下を追加。 alias eth0 sk98lin alias eth1 sk98lin ethを含むほかの行はコメントアウト。 これで、再起動すると、 # /sbin/ethtool -s eth0 wol g に対しても、エラーは出なかった。 シャットダウンすると、ほかのPCからether-wakeコマンドで、起動できた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.07.10 06:00:30
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