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2005年02月13日
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カテゴリ:世界旅行者日記
朝鮮半島「永久中立化」論
池東旭(チ・トンウク) 
中央公論新社
1900円
2004年12月10日初版発行
僕は日本で出版された北朝鮮関係の本を、ほとんど読んでるんじゃないかな。
北朝鮮にも旅行しているしね。
北朝鮮関連の本というのも、パターンが決まっていて、だいたいは「北朝鮮はこんなにひどい国だった」とか「北朝鮮からこうして逃げ出した」とかがメイン。
以前は、北朝鮮の悪口を書いただけで大問題になったらしい。
例えば有名な「凍土の共和国」なんかね。
でも、そういうのはもう時代遅れだ。
だから、特に興味を引くものでない限り、読んでも記録に残しておかない。
この本がちょっと面白いのは、「金正日政権は軍閥政権である」という視点だ。
中国内戦というのは、もともと軍閥同士の内戦だったわけだが、その中で満州でのゲリラ戦を戦っていた金日成がソ連の後押しで北朝鮮を支配した。
だから、彼らには満州での抗日パルチザン闘争の意識しかない。
抗日パルチザンとは馬賊のことで、馬賊とは、裕福な地主商人を脅したり、家族を拉致したりして、金をゆすり取る。
北朝鮮の血の中には、この馬賊精神が脈々と流れている。
北朝鮮が核開発を武器にして恫喝し、世界から援助を取るというのは、これは馬賊だと考えればすんなりナットクできるわけだね。
で、馬賊が武器を手放すはずがないわけだから、北朝鮮は核を放棄しない。
韓国では、優秀な人はどんどん韓国を逃げ出して、海外に移住している。
この意味は、戦争は不可避であるということだね。
戦争が起きれば日本が核攻撃されることになるわけだから、日本人も海外に移住した方がいいかもしれないよ。





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最終更新日  2005年02月13日 16時59分26秒
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