テーマ:宇宙(894)
カテゴリ:航空・宇宙
平成18年9月23日午前6時36分(日本標準時)に、鹿児島県肝付町の宇宙航空研究開発機構(JAXA)内之浦宇宙空間観測所からM-Vロケット7号機により打ち上げた第22号科学衛星「ひので」(SOLAR-B)は日・米・英3ヶ国が共同して開発したもので、太陽同期極軌道への衛星投入、姿勢制御機能の性能確認など、初期段階の運用を順調に進めてきましたが、10月28日までに搭載している3台の望遠鏡すべての蓋を開き、性能確認を目的とした太陽観測を開始することができました。これにより、打上げ後の主要な初期運用イベントを完了したことになります。
<JAXA> というわけで、9月にM-V最終号機で打ち上げられた「ひので」の太陽観測が始まったようです。 3種類の観測機器のうち一部に映像の乱れや、蓋が早く開いたなどのトラブルがあたものの、大方順調の模様です。 今後、初期観測から本格観測に移行し、 ・6000度の太陽表面(光球面) の上空に、なぜ数百万度という高温な大気(コロナ)ができるのか? ・太陽フレアなど、ダイナミックなコロナ活動の起源は何なのか? ・太陽大気内だけでなく、他の星や銀河そして地球磁気圏で行われているプラズマと磁場の相互作用とは、どのようなものなのか? ・地球に影響を及ぼす太陽フレアや高速太陽風などの予測 などの問題を解決すべく、活躍してくれることでしょう。 個人的には、一番上の問題なんか、小さい頃見た図鑑にも載っていた数値ですけど、よくよく考えれば不思議でしょうがないんですよね。 その当時、不思議に感じなかった僕は、科学者になる素養がなかったんでしょう。(-_-;) 残念なことです。 「ひので」による初期観測画像は、下記のところで見ることができます。 興味のある方は、どうぞ。 ・可視光・磁場望遠鏡(SOT)の初期画像 ・極端紫外線撮像分光装置(EIS)の初期画像 ・X線望遠鏡(XRT)の初期画像 <国立天文台SOLAR-B推進室> 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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