テーマ:お勧めの本(7219)
カテゴリ:有川浩作品
『塩の街<単行本>』
有川浩/著(メディアワークス刊) 塩の街 電撃hpに掲載された短編を含む、単行本<リニューアル>バージョンです。 あとがきを読むと判りますが、文庫版からだいぶ変更されているようです。 やはり、対象年齢とか展開とか、レーベルの色っていうのはあるんですね。 「文庫版読んでるし、hpの読み切りも全部読んだからいいや」 なんて思っている人がいたら、ソレは間違い。 最後の短編は書き下ろしです。 これが、またいいんだ!(>_<) 正直、ちょっと泣いた。 文庫版の時、僕は第一章が一番好きだった。 この一章だけで、物凄く優れた短編になっていると、今でも思っている。 それでも、今回の単行本にはヤラれた。 今読めば、秋庭と真奈の物語として考えるなら、あの第一章は単なるプロローグに過ぎなかったんだなって思える。 文庫版にしたって、単行本読んでからだと未完成に感じてしまう。 ああ、これでようやく完結したんだなって・・・・・・。 本当にそう感じました。 短編で出てきたノブオが、最後に来て凄く重要な役割を果たしてましたね。 彼のルポ・・・・・ちょっと全編を読んでみたい気がしますよ。 これ、真奈は秋庭・父に送ろうとするんだろうな・・・・もちろん、秋庭は嫌がるだろう・・・・・なんか、目に浮かぶようだ。(笑) 面白かった。 ・・・・・・この単行本も、「レインツリー~」のラジオを聴いて流れで読み始め、結局通して読んじゃいました。 文庫版から単行本版の変更部分を比較するために、もう一度読んでしまいそうな勢いですよ。(^_^;)←嗚呼、時間が・・・・・ 気がかりは、完全版(?)として単行本が発行されたわけですが、これで電撃文庫版は廃刊になってしまうんだろうか? あっちはあっちで、最後の爆撃シーンとか好きな方にはたまらんと思うので、なくなるのはもったいない気がする。←最大の変更点 それに、電撃大賞に応募する人は、これを比較することで編集部がどんなお話を求めているのかを知る上でも参考になると思うな。 興味のある方は、是非両方読んでみることをオススメします。 「塩の街」自体は文庫版、連載時のものも読んでいるんで、感想はそちらも参考にどうぞ。 ・塩の街 -with on my precious- ・塩の街-briefing- 世界が変わる前と後 ・塩の街-debriefing- 浅き夢みし 十数年になる電撃大賞受賞作の中でも、特殊な進化をした「塩の街」・・・・・あなたはどのように感じましたか? 個人的「有川浩作品」感想一覧 <追記> イラストが無くなるとは聞いていましたが、あの絶妙なタイミングで入れられていたF-14が無くなるのは残念だと思っていたので、これはうれしい誤算だ! ちゃんとF-14の「A型」に LANTIRN を装備した機体ですね。←なんてマニアックな・・・・・・(^_^;) 白猫さん、ぐっじょぶですっ!!グー(^-^)g"" 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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