テーマ:宇宙(894)
カテゴリ:航空・宇宙
米国防総省は14日、制御不能に陥り、近く地球の大気圏に再突入して落下してくる可能性が高まっている米国政府のスパイ衛星「NROL-21/USA-193」をミサイルを使って撃墜を検討していることを正式発表した。
<テクノバーン> 以前こういう記事を書きましたが、どうやらアメリカは積極的に落下してくる衛星を破壊するつもりらしい。 これは、そのまま落下させるより、衛星軌道で破壊した方がベターということですよね。 もしかして、北アメリカ大陸へ墜ちる可能性があるって言うのはホントのことだったのか?!(-_-;) 使用する兵装は、イージス艦から発射する「SM-3」 対弾道ミサイル迎撃用の対空ミサイルです。 やはり、確実な手段を持ってきましたね。 SM-3は弾道ミサイル専用の迎撃ミサイルですよ。 これは、標的に直撃し運動エネルギーで破壊する「キネティック弾頭」(動画)なので、航空機迎撃を目的とした「破片効果弾頭(近接信管で作動する炸薬で広範囲への破片の散布し、目標を破壊する弾頭)」よりも破壊力は上です。 それでも、衛星の質量は2300キログラムに対し、弾頭の質量は20キログラムとのこと。 衛星軌道上を作戦領域とするスパイ衛星ですから、構造がそんなに強固ではないかと思われますが・・・・・・果たして、衛星はどの様に崩壊するのでしょう? テクノバーンの記事で指摘されているように、 「迎撃高度が高い場合には衛星破壊の過程によって飛散する衛星の破片(デブリ)によって軌道上が汚染される可能性が、また、低くても衛星に搭載されているヒドラジンなどの有害物質が大気圏内に拡散してしまう可能性もあり・・・・・」ってことで、「地球の大気圏に突入する直前に」迎撃することが望まれますね。 現在、スペースシャトル・アトランティスがISSにドッキング中ですよ。 迎撃ミッションは、こいつが還って来る20日以降に行われるとのこと。←還ってくる前に行った場合、アトランティスは衛星の破片が散らばった軌道を横切ることになる。(-_-;) ・・・・・ ・・・・ ・・・もしかして、思ったより危機的状況?(^_^;) こういうことって、あんまし情報が入ってこないんでコワイですよね。(-.-) ミッションの成功を祈りましょう。(-人-) <追記> 映画だったら、これが巨大な隕石や小惑星だろうと核ミサイルとかで攻撃したりしますよね。 でも、実際にそんなこと起こったら、仮に破壊できる兵器を持っていたとしても、なかなか難しいんでしょうね。(-_-;)←コメットブラスターとか、実は無理なんじゃね?(^_^;) ストラトス・フォー アドヴァンス 完結編1 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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